最近、「ノーコード/ローコード」と言う言葉をよく聞くので、気になっていました。そうしたら、この前渋谷の文教堂でぶらぶら物色していたところ、Googleが出したノーコードと言う記載を見て、つい買ってしまいました。 ノーコードというのはプログラミングをしなくても、サービスやアプリが作れるサービスのようなのですが、実際のところ、やってみないとわからないので、今、本の半分くらいのところまで触ってみました。 何が出来るか ざっくり言うと、クラウド・ネイティブ時代のMicrosoft Accessのような感じで、簡単なデータベースと、各自がスマホから入力できるアプリ(iPhoneとAndroid用のアプリとウェブ用)が自動でできます。 ToDoや在庫管理、顧客管理のデータベースが簡単に出来そうです。私はTodoのサンプルを作ってみました。本を見ながら、所要時間は大体30分くらいでした。Todoのテーブルをカード式で表示したり、終わっていないToDoクエリを引っ張ってきたり出来ました。複数テーブルからのクエリも使えるみたいですし、マクロやトリガに反応して一定の処理をするオートメーションと言うのも出来るようなので、まさにウェブ&スマホ版のMS Accessです。 データの保存場所は、Googleスプレッドシートも使えるので、事務所内だけでなく、お客さんと情報を共有するのにも何か使えそうです。 こうなると一人当たりの単価の高いKintone辺りは厳しい競争にさらされることになりそうな気もします。 値段 10名までは基本的にほぼすべての機能が無料のようです。10人以上になると、スターター・コースが一人5ドルからで、認証機能やAIなど進んだ機能を使う場合には一人10ドル、もしくはそれ以上になるようです。私はまだ無料コースでテスト利用中です。 値段表 基本的には業務用で、ゲームなどを作る個人用のアプリには不向きです。 以下は、私がとりあえず作ってみたものです。ちゃんとiPhoneにダウンロードして、Googleスプレッドシートのデータを読んでいます。内容も内容も内容も簡単ですが、作るのも簡単でした!
There was a revision in the Japanese Inheritance Tax in 2020. Foreigners living in Japan with workng visa are now mostly exempt of the inheritance tax. In the past, foreigners living in Japan were taxable of Japanese Inheritance Tax even if his/her heir was not living in Japan. For example, ex-pats in Japan were taxable … Read More “Japanese Inheritance Tax on foreigners” »
テルマエ・ロマエという古代ローマ人がお風呂に入っていたら日本の銭湯にワープしたという漫画があるのですが、この漫画、面白かったので、自分でも買って読んでいました。 その作者のヤマザキマリさんの経験を書いた本です。彼女は17歳で高校を辞めてイタリアに絵の留学に行き、貧乏生活で気持ちがすさみ身を持ち崩した彼と別れ、お子さんを連れて日本に帰ってきた。 イタリア生活ではお金を十分に稼ぐことができなかったので、つらい思いもしたようです。底辺で生活する中で、貧乏が人間性を壊すことも見てきた。逆にお金が無くても素晴らしい人生を送る人たちとも多く出会った。 面白いと思ったのは、現代はお金がすべてだと言う価値観に知らずに染まってしまっている人が多いと言っている事でした。ヤマザキさんはお金がすべてでないと言う考え方で、イタリアに渡り同じようにそのように思っている人たちと交わって生きてきた。 私は精神的な事や文化的な事の為にもお金は重要で、お金がないとその人の心の状態にまで悪い影響が及んでしまうと思っています。仕事やお金は大事ですが、あくまで人生の一部にすぎません。働きすぎて体を壊してしまったり、忙しすぎてプライベートの豊かな人生がなくなってしまうのでは、本末転倒です。が、私を含めて多くの人はそれを忘れてしまうことが多いように感じます。 仕事やお金とプライベートを充実させることのバランスのとり方は重要だなと思います。 この本は波乱万丈な半生を描いた面白い本です。
経済学でリカードの比較優位の原則と言うのがあるけど、事務所経営に関しても同じことが言えると思います。そして経営していく上での判断指針として2つあるように思います。 (1)1つは自分のスキルの中で一番高く売れることに集中すること。得意な事や好きな事ではなくて、高く売れることに集中すること。高く売れることとわざわざ書いたのは、人に求められることをやるべきと言う意味で、自分が好きで得意でも、人に求められないものは単なる自分の趣味になってしまいます。 私も自営業をやっていて難しいと思うのは、自分が面白いと思う事が、必ずしも人の求めている事とは限らないという事です。記帳代行は、自計化と言う言葉が流行り、会計事務所の仕事としてはいけてないと思われている時期がありましたが、外資系を中心に実はニーズはちゃんとあります。記帳代行だけでも、これに決算と法人税の申告をやっていれば事務所の運営はやっていけると思います。 他方、3日でしまる迅速な会計、部門ごとや商品ごとの管理会計は、中小企業にはあまりアピールしていないように思います。私は、イケてる管理会計はニーズがあると思っていたのですが、お客さんにいってもあまり関心を持ってもらえません。売り方と言うか、アピールの仕方が悪いというのもあるのでしょうし、もう少し粘れば段々離陸していく可能性もあるのでしょうが、今日の時点では、売れるサービスにはなっていません。 つまり、自分が思いこんでいることと、マーケットには常にずれがあるという事です。 また、安い単価しか得られないサービスからは手を引くべきです。そのことに時間を使ってしまっているのですから、高単価のサービスに使うべき時間が削られてしまっています。 (2)もう一つは、そのほかの事は国際間取引でいうところの他国から買うこと。 得意であっても好きであっても、他に高く売れるサービスがある場合にはそれに自社のリソースを集中して、他方、他から安く買える場合は、何でもかんでも自分たち内部でやる事にこだわらず、他所から買った方が良いという事です。自分でやってもいいのだけど、その場合は、高い利益を出せるサービスの提供に出来るはずだった時間を犠牲にして、そのことに時間を使うのですから、商売としてはあまり儲からないこと、貧乏暇なしな状況に仕組み的になってしまうことを覚悟しなくてはなりません。いわゆる社会全体での分業ですので、自分の得意でないところは人に任せましょうという事だと思います。 まあ言うのは簡単ですが、実際にはなかなか難しいことが多いです。売り上げに関しては、やはりお客さんからの要求には出来るだけ応えたくなってしまいますし、また、自分の能力を伸ばすことに挑戦して新しいことをしてみたくもなります。 外注も難しくて、事務所の中のIT化なんて人にお願いするのは、そんなに簡単ではありません。高く見えてしまったり、お願いの仕方がわからない事もあります。 (最近読んだ本です。)
非居住者に対する源泉所得税 非居住者に対する支払いに対しては、いつも源泉所得税が必要かを考えてみる必要があります。源泉所得税を忘れた場合のペナルティが強烈だからです。 以下、源泉所得税が発生する良くある場合です。 給与(出張で来た場合はセーフ、ワーキングホリデーで来た場合はアウト)と役員報酬 家賃の支払い 利子、配当、使用料(これは結構判断が難しい場合が多いです) 不動産の買受代金 以下に順番に説明していきたいと思います。 1.給与: 非居住者が日本で仕事をする場合には、20.42%の源泉所得税をお給料から引いて、税務署に納付することが必要です。納付期限は、一般的には半年に1度で7月と1月の場合がほとんどですが、給与の方が10人を超える場合は、毎月で支払月の翌月10日になります。 一番多いケースは、ワーキングホリデーなどの短期間だけ日本に来て働く場合です。 出張の場合は、多くの場合、租税条約があり日本での納税は免税となります。この場合の条件は多くの租税条約で、183日未満であること、支払いが海外で行われること、日本の拠点でその給与の負担がなされていないことに成ります。 非居住者かどうかの判断が、難しい場合も多く、その判断については後ほど説明します。 家賃 非居住者が大家さんの場合は、源泉所得税が必要です。間違えやすいのは、外国会社の日本支店の場合です。この場合、相手が実質的に日本にあるので、源泉所得税が不要と誤って判断しがちですが、間違いです。この場合も源泉所得税が必要になります。 利子・配当・使用料 20.42%の源泉所得税が必要ですが、租税条約の届け出を出すことで税率が安くなることがほとんどです。租税条約というのは国と国の税金に関する条約の事ですが、国際的な投資や技術供与を活発化させるため、0%や10%に下げられていることがほとんどです。 例えばアメリカの親会社に支払うライセンス料は租税条約で0%になっています(日米租税条約12条)。 使用料は、特許権など法律上保護された権利の他、ノウハウなど当事者間のお互いの合意で発生するものも在るので注意が必要です。 その他、配当や利子にも源泉所得税がかかりますが、租税条約で税率が下がっていることがほとんどです。租税条約の届け出は、実際に支払(相殺を含む)が発生する前に提出することが必要なので、注意が必要です。 では、租税条約の届け出を知らなかったか、忘れてしまった場合にどうしたら良いのか、これは次に書きたいと思います。 不動産の売買代金 10.21%の源泉所得税が必要です。租税条約による軽減はほとんどの場合在りません。売り手は、売却した際に源泉を引いた後の代金の89.79%しか受け取ることができませんが、確定申告をすることが出来るので、申告することで税金の還付を受けることが可能です。儲かっていれば、逆に追加で税金が出ることもあります。
There must be many people including business owners and independent freelancers in Japan who are surprised by how much consumption tax they have to pay at the end of a fiscal year when they file their tax returns. I was surprised by how expensive it can be. Two options how to calculate the Consumption Tax … Read More “Japanese Consumption Tax – Standard method or Simplified?” »
事務所の引越しをしようかどうしようか迷っている。引っ越せば家賃は50万円から100万円に上がる。引越せば何が変わるのかというと、収容人数が変わる。今の15人くらいから25人くらいまではいけるようになる。 問題は、ただ人数を多くすることに意味があるのかどうかだ。人数を多くすることはそれだけリスクも大きくなる。私は個人経営だから責任はすべて自分に返ってくる。そういう、これから毎日無意識に感じるはずの負担の重さが自分の仕事とプライベートのバランスを壊すかも知れないし、体調やメンタルに不調をきたすかも知れない。仕事が上手くいかなくなって本当に家賃が払えなくなるかも知れない。 近しく付き合っていただいてる税理士の友人は、稼ぎも良さそうで、今、共益費を入れて家賃を200万円くらい払っているそうなのだが、意味が無い(意訳)ので、もう少し安いところに引っ越したいと言っていた。 逆に現状維持で良いのかどうかという問題もある。良い職業人生を送るためにも、提供する価値を上げていくためにも、成長していると実感できるような何らかの目標は欲しい。 家賃を50万円上げるには、ざっくり、毎月の売上で100万円アップが必要だ。いや最低限60万円あれば大丈夫かも知れない。月60万円なら年間で720万円で、クライアント一件からいただける年間売上が平均で50万円なら、14件の獲得が必要だ。年間に14件は、ひと月あたりになおすと1件強なので、理論上は全然何とかなる数字ではある。 ただ心配して悩むくらいなら、慌てずに、先に売上を月100万円増を実現して、それからから引越しすればいいというふうにも考えられる。そうすればそんな心配はなくなる。 家賃よりも収益力に直結するのは、当然に人の採用だ。人の採用はやみくもに人数を増やせばいいというものではないが、自分の事務所がお客さんにどんな価値を提供しているかという視点から、逆算して採用できているのなら、人件費が無駄になっていることはない(組織は戦略に従う)。むしろ投資になると考えることも出来る。 ならば、優先順位からすると人の採用が先という事になりそうだ。 (事務所候補の物件を見に行った時の写真です。)
1.) Two different Consumption tax filer status (Exempt vs. Non-Exempt) For individuals or SMEs (Small & Medium-sized Enterprises whose definition is that their capital is less than 10M yen), there are 2 options to choose from. One is Exempt status (of consumption tax) and the other is Non-Exempt status. The default status is Exempt for … Read More “Getting Japanese Consumption Tax Refund. How and when.” »
最近出来るだけ読書をするようにしています。仕事が許せば、7時を過ぎたら事務所をでて、近くのエクセシオールカフェに行って1時間本を読みます。まだ東京はコロナの緊急事態宣言下なのでお店は8時までです。 読む内容は日本語では主に、小説、歴史など、英語ではサイエンスとか歴史とか。以前は、ビジネス系の本を多く読んでいたのですが、ちょっと思考がロボットのように仕事に偏ってしまい、人生の価値がわからなくなってしまうように感じたので、意識してそうでないものを読むようにしています。最近でた、芥川賞作家の宇佐美リンさんの「推し、燃ゆ」も買ってみたのですが、これは最初の4ページを読んで、その世界観がよく理解できず積読に移行しました。娘に言ったら、わからないのもわかると言われました。 昨日読み終わったのは「エンド・オブ・ライフ」。最近まで本屋で結構平積みで置いてて、話題になった本だと思います。癌になって、あと数週間で死ぬとわかった人達の、その残りの生き方を、直接のインタビューや会話を通した経験をもとに書いています。 癌で、とは限らないけど、誰もが必ず死ぬわけで、突発的な場合を除いて、結構な場合、自分はあとどれくらいで死ぬと薄々はわかるわけです。その後の残りの時間の使い方でその人の人生の価値感が出るなと思いました。自分がその状態になったらどうするか、自分の家族が自分より先にそうなってしまったらどうするか。この本を読んだからと言って、その時の行動がどう影響されるのかは不明ですが、読んでてよかったなとは思いました。
1) Office rents to be prepaid for next months (maximum for the next 12 months). Office rents and similar regular expenses are ok to be paid at a maximum of 1 year in advance and deduct from the current year’s income. 2) Company house Let your company own the contract of your house rent. The … Read More “Tax Saving – 4 Tips to know for SMEs (to be continued)” »