小規模企業で人を採用すると、誰もが給料の支払い方に悩みます。いったいお給料とはどのように決めるのが正しいのでしょうか?何か、とりあえずこの法則に従っておけば大きくは外さないというような、経営学の教科書にかいてあるような、セオリーのようなものはあるのでしょうか。 もらう側も、自分のお給料がいつも十分であると感じていると言うことは少ないと思います。自分はこんなに働いているのに何でお給料がこれしかないんだろうと思うことは良くあります。私も勤めているときによくありました。給料が上がるか下がるかは交渉のやり方によるところが多いんじゃないかなーとか想像しちゃったりして、なにか公平に決まっていないんじゃないかと思っていました。もしくは、上手く交渉すればお給料は上がるんじゃないかなとか。 払う側はどう思っているかというと、やはり給料の金額についてはいつも悩んで(?)いると思います。悩むと言うと大げさですが、やはり、この人に対する給料は高すぎるのではなかろうかとか、安すぎると思っていないかなとか、色々思案してしまうところではあります。 給料は安すぎるのは良くないのは事実です。そもそもビジネスの社会では他人同士の関係が前提です。お互いにメリットを提供しあえなければ成り立ちません。お給料が安ければ安いほど良いというのは、自己中心的で子供っぽい考え方です。安ければ安いほど良いというのは、相手の犠牲のもとに自分が得をしようという考え方ですから、長続きしないのは言うまでもありません。 逆もまたしかりで、もらう側から見てお給料が高ければ高ければ良いというのも長続きしません。払う側のメリットがなければ長続きしないからです。 そして、雇用と言うのは不思議なもので、簡単に代替できる経営資源ではありません。長く働いてくれればくれるほど、かゆい所に手が届くようになってきます。売り上げなどのように数値では簡単に測定できないけれども貢献してくれている部分が増えてきます。 また、働く側も長く働けば職場環境にも慣れるし、持ち運びが可能でないそれぞれの職場や会社固有のお客様のくせや仕事のやり方などの個別の場に属する情報もわかってきます。なので長く働くほど、コツもわかって効率も上がります。 つまり、上手く状況をマッチさせてお互いがメリットになるように給与システムをデザインして、長く働けるようにすることがお互いのメリットになるのです。 採用するときにその人の能力を面接だけで見極めるのは、普通は無理なので最初から高い給料をつけることはリスクが高いです。しかし、最初に提示する給料が低いと応募自体が少ないか、自己評価の低い人しか来なくなってしまいます。 つまり、募集時に提示する給与は世間並みにしておいて(これは求人誌や求人サイトを見るとわかります。)、あとは、出来るだけインセンティブの部分を大きくするのが良いと思います。インセンティブの部分を大きくすれば、自動的に給与が低すぎることも、高すぎることも調整できるし、一定の基準で全員にそれを適用すれば、不公平な感じも無くなると思います。
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決算業務をマニュアル化できるかどうかということは、税理士業務をマニュアル化出来るかどうかと言う問いでもあります。一口に税理士と言っても、もちろん本当に色々な方がいて千差万別な仕事をしているので、とてもではありませんが税理士業務のすべてをマニュアル化出来るものではありません。 それでも、例えば私の事務所の主力業務である小粒法人クライアントの記帳と決算業務をマニュアル化できるかといえば、ある程度は出来るのではないかと思います。 マニュアル化できると何が嬉しいかと言うと、仕事の質をきちんと一定のレベルでキープすることが出来ます。マニュアルがないと毎回、口で説明するのですが、これだと、説明したことを本人がきちんとノートに取ってくれれば良いのですが、説明のどの部分をノートに取るかと言うことは、まったく本人任せになってしまいます。これだとどこが重要かの判断が本人の主観的な判断になってしまうので、危険です。 仕事は結構細かいところまで正確性が要求されますが、マニュアルに書いてあると、それぞれ個々人が一々上司に細かいことまで聞かなくて良くなるので、本人にとっても仕事がやりやすくなると思います。 私たちの事務所には英語がネイティブのスタッフが2名いますが、この方たちはUSCPAを持っていたりして、会計についてはそれなりに十分な知識を持っています。なので、費用にするか固定資産にするかの判断や、評価損の計上を検討すべき場面なのかは十分に理解していると思います。むしろ、最近の会計の流れについては私よりよっぽど詳しいかも知れません(汗)。。また、英語がネイティブのクライアントだったら、意思の疎通もスムーズなので、私が直接やるよりよっぽど良かったりします。 それでも、それで十分かというとそうではありません。日本のお客様にプロの税務・会計サービスを提供している以上、日本の税法の知識は欠かせません。 こう言うときに、マニュアルやチェックリストが役に立つのです。知らないと漏れやすい項目をちゃんと網羅して、事前にチェックしてくれます。仕事のレベルを一定レベルにキープしてくれるのです。ちなみに私共の決算用のチェックリストは4ページあります。会計について1ページ、消費税が約1ページ、法人税関係で約2ページあります。これ以上あると、ちょっと多すぎで無駄な項目が増えてしまうように思います。 私の事務所だけでなく、このブログを読んでくださる税理士の方や士業の方、独立して少人数でビジネスを回している方で、スタッフに毎回同じような初歩的な質問をされてイライラしてしまったりする人は、もしかしたらマニュアルがないことを(もしくはマニュアルが十分でないことを)疑うべきかもしれません。 私は、マニュアルの整備で事務所の仕事の質が随分安定したなと思ったので、きっと皆様にも使えるのではないかと思います。もうやってる方がほとんどかも知れませんが、そうでない場合はお勧めです。最初に作る時は時間がかかりますが、小さく初めて徐々に、内容を加えて改良していけば、心理的なハードルもそれほど大きくはないと思います。 他方で、たとえUSCPAを持っていたとしても、日本の税法ががわからないと有効なアドバイスができにくいというのもあります。法人税における役員賞与の規定や、過小資本税制における利子の損金不算入の規定など、会計の知識だけではやはり物足りない。決算をやりつつ内容を確認して、税務的なアドバイスを提供するようなことはちょっと出来ないでしょう。
以前にこの方のベストセラー本を読んだ時は少しかるい(もしくは内容が薄い?)かなと思ったりしたのですが、とんでもない思い違いでとても恥ずかしく思いました。 当たり前ではありますが、本を沢山書く方は本をたくさん読んでます。この本では、読書についての色々なことが、この方の言葉で書かれています。全然、内容が薄いわけではありません。 そして、「読書には、挙げればキリがないほどの効用がありますが、一番は、人間的な成長に役立つという事ではないかと考えます」と書いています。本を読むことで広い世界に触れることができ、新しい世界から今まで自分の知らなかった知識を得ることができます。さらに、本を読む行為は内向することなので、自分の人生についてどう生きたいかを考えたりすることが出来るとあります。 本を読まないことの代償は、思ったより相当大きい、と書いてます。そのこころは、本を読まないと、毎日をその場その場の状況に反応する、場当たり的な生き方になりがちだからと書いています。本を読むことによって内省的で自分の意志をもって生きていくことが出来るのではと書いてます。 大げさではありますが、まったくその通りなのだろうなーと思います。 私の場合、日本語の読書の量も全然足りていないのですが、英語の本も時間を見つけては読もうと思っています。英語で読むと得られる知識の量や内省的な体験は、日本語で読む場合のスピードでも読解力でも遠く及ばないのですが、英語の語彙も増えるので一石二鳥です。ブロークンな英語のままだと単純にネイティブの人には頭が悪く見えてリスペクトされないのではないかと思ってしまうからです。(まあ別に賢く思われる必要はないのですし、今さらネイティブの様な語彙力になる必要も、なるわけでもないのですが。。) それとの関連で、ブログを書くという事も読書には良いのでしょうね。書くという事は自分のことを見つめざるを得ないので、読んで色々考えて、書くときにまた色々と考えて、読書の効果も2倍に濃くなるような気がします。
「継続は力なり」は本当ですね。 ほぼ毎日すこしずつiPhoneのプログラミングをやっていると、段々ではありますが動くプログラムが出来るようになってきます。今のiPhoneアプリ開発用の言語はSwiftと言うもので、以前の言語に比べるとだいぶ簡単にはなっているのですが、それでもやはり、なにか今まで出来なかったことが出来るようになるというのはうれしいものです。 写真をiPhoneで撮って、それを事務所の会計システムにそのままアップロードする仕組みを考えています。 お客様は領収書の写真を専用のアプリで撮っていただくだけです。データのアップロードはアプリがボタン一つでやってくれます。入力は、自宅勤務で入力を希望する方に、一枚いくらでお願いできたらいいなと考えています。 写真を送るのはやり方として抵抗がある方もいるかと思います。そのような方には領収書を袋にいれて事務所に送っていいただき、こちらで写真を撮ってシステムにアップします。 アップした写真については、勘定科目と金額と内容を入力します。写真に仕訳データがくっついて、そのまま会計システムに仕訳として登録されるようになっています。 アプリとしてのプログラミングは、最低限の機能の付いた骨組みまでは出来たところです。これから、使い勝手の向上や、あったら便利な機能などを足していくところです。あと、appleの審査を受ける必要があります。このためには、ATS(SSLみたいなインターネット上で安全に通信するための規格)を備える必要がありますが、そのためにはサーバーに固定IPアドレスを取得する必要がありそうで、これがなかなか面倒ではありそうです。 お客様としてはフリーランスから2-3名までの小規模な会社が対象になると思います。それより大きな会社は、自分のところである程度経理をやってくれる方がいますから。 仕組み全体として上手く機能するかどうかわからないのですが、領収書の入力は自宅で働くのが希望の方にリモートでやってもらう事を考えています。 事務所の中でやってもいいのですが、ボリュームがどうなるかわからないので、人員的にあまり固定しない方が良いでしょう。 まず、その人の経験や知識に対してレベルをつけます。ゲームでのステージやレベルが上がっていくイメージです。 そして、やる側に値段をつけてもらい、オークション形式のように、みずから価格を決めてもらいます。 電力の供給について一定の規格を満たせば自由に参入ができるようになったように、入力する側のマニュアルをきちんと作成して、ランキングなどの資格をつくって品質を担保すれば、単価をランキングごとに市場に任せると上手く需給のバランスする価格がつけられるのではないかと、思ったりしているわけです。 うーん。ニーズがあるかどうかは、まだよくわかりません。これからいろいろ人に会っていかなくては、、とは思います。 ******************************* この本は通っている自習室の本棚にあったので、早速買ったのですが、良かったです。人は必ず衰えていくし、死んでいきます。自分や配偶者の両親もそうですし、自分自身についてもいつ病気になってしまうかわかりません。自分に残されている時間だって、有限のものだという事がわかります。あまり毎日を無駄に出来ないなと思いました。
Who has to pay the withholding tax? The rule about withholding tax on salary is sometime confusing. And a possible penalty for making an error in handling the withholding tax is expensive. The tax itself is 20.42%, which has to be paid by the employer. and the penalty is 5-10% of the withholding tax. There … Read More “Do we have to withhold income tax on salary to non-resident employee?” »
本を読むのは大好きなのですが、これがどう人生に役立っているかと言うのは、具体的に説明しずらい気がします。。色々役に立ってはいるのかも知れませんが、あまりに目に見えなくて、なぜ、読書が人生に良いとか必要なのか?と子供に聞かれたら中々説得力のある言葉にするのは難しく、上手に説明できる自信がありません。 あえて言うなら、それでも、読む力は日常で大事です。よくあるのが、説明文を読む力でしょうか。文章を読むのが億劫な人はちゃんと説明文を読みません。これでは、買った電化製品の使い方もイマイチよくわからないでしょうし、重要な連絡事項についてもちゃんと読んでいないかも知れません。これでは、日常生活には明らかにマイナスです。 でも、読む力をつけるために、毎日読書をするのは、ちょっと本末転倒です。読むこと自体にメリットがあるから、読む練習が必要なのですよね。 本を読む意味はもっと別のところにあるのですよね。きっと。 確かに本を読むと視野が広がるような気がします。自分が知らなかった世界の事が色々と書いてあります。へー、そうなんだと思ったりはします。でも、別にそんなに何でもカンでも知らなくても生きてはいけますし、読んだことも心に残ったことを除いて、ほとんどすぐに忘れてしまいます。それでも、色々なことが頭に残ります。 本を読むことは純粋に楽しみとだけ考えてもいいと思うのですが、子供にも本を読む人になって欲しいと思います。何故かなと考えると、んー、難しいのですが、本を読む方がその人の持っている思考の引き出しが増えて、世界が広くなりそう(に見える)からでしょうか。 最近読んだ本では「フルサトを作る」と言うのは面白かったです。こちらは和歌山県の熊野と言うところに、著者の方々が住んでいる東京とは別の拠点を工夫と仲間でお金をかけずにフルサトを作った話です。私も東京で税理士事務所をやっているし、家族の仕事や学校があるので、移住みたいなことはなかなかハードルが高いのですが、こんな感じのゆるさならある程度自分でも可能かなーと思いました。 ITの技術の発展により色々なことが可能になっています。プログラマーなんかも十分リモートでも働ける環境になってきているように思います。税理士事務所も、所員の方々も含めて、やりたい人はもっとリモートな働き方を選ぶことが出来て、人生を楽しめるようになってきているようなな気がします。私も田舎に家を借りたくなりました。 (長野県上伊那郡中川村)
仕事を上手にやろうとするなら、ある程度の継続は必要 継続するから上手になりますし、それが昨今始めたての人との違いになります。その違いがあるから人に選んでもらのだと思いますし、やはりお金を払っていただけるのはそういう違いがあるからなのではないでしょうか。 素人ぽい人がやっている料理屋さんとプロがやってるお店は出てくるものが明らかに違います。素人ぽい人のやっているお店にはお金を払っていきたいとあまり思わないですよね。素人とプロの違いは残酷なまでに歴然とあって、別に食べる方は料理の素人であっても、違いを明らかに感じてしまいます。それがきっと実力と言うものでしょう。 このプロっぽい違いを身につけるには、継続することが必要です。誰でも継続して勉強したり、工夫し続けていると段々と上手になっていきます。最初はとても無理だと思うようなことでも、毎日でもちょっとずつやっているといつの間にかすごく進歩していることに驚きます。毎日の少しずつの積み重ねで、何年か経つと驚くほどの違いになっていて、ちょっとやそっとでは他人に真似の出来ないレベルの差になってしまったりするので不思議です。 その他に大事な事として、その人がその分野に興味があるかどうかというのもあります。雑な仕事をみると、ああこの人はこの仕事に興味が無いんだなと思ってしまうことがあります。逆にその仕事に興味があると、細部にも注意が行くような気がします。 仕事の軸がないと継続がちぐはぐになる そこで、継続が大事だという事がわかるのですが、仕事の軸を持たないと、やってることがちぐはぐになってしまいます。 例えば一人でコツコツ仕事をするのが好きで、自分で納得できるクオリティの仕事がしたい人は、毎日のこつこつはその仕事の勉強だったり、仕事のやり方の工夫だと思うのです。それが、もし人数を増やして仕事を拡大しようとすると、大事になるのは、営業や宣伝だったり、組織のマネージの仕方だったりで、ちょっと路線が違います。 もちろん、両方大事だし、両方出来ればそれに越したことはないのですが、自分はどっちに重点を置きたいのかを自分でちゃんと把握と言うか考えておかないと、両方ともどっちつかずになってしまうように思うのです。 もしかしたら、この軸を持つと言うことは、他の軸を捨てるという事かもしれないので、軸を「決める」という事が実は一番難しい問題だったりするのかも知れません。 ただ、本当は自分の手の届く範囲で納得の出来る仕事をしたいと思っている人が、拡大も考えて人を何人も採用すると、どこかで人に疲れてしまいます。仕事での人間関係は、友達や家族とは違うので、基本は他人とのビジネスでの関係です。ですので、楽しいことばかりではありません。 心のどこかでコツコツやりたいと思っているのに、商売として大きくしなくてはいけないと言う思い込みがあると、こんなちぐはぐな状況になってしまいます。 でも、自分は仕事を大きくしたい、そっちが自分にとって重要なんだと思っている人は、人の問題は乗り越えなくてはいけない事項だと自分で納得出来ると思うんです。 なので、自分がどういう軸をもって仕事の仕方をしたいかを考えるというのは、大事だなと思うわけです。 ***************************** 再掲になりますが、この本は良かったです。人の死について考えるし、人生についても考えるので、では、我々は何のために毎日働くのかという根本的な軸についても考えさせられます。「幸せなしのために一刻も早くあなたにお伝えしたい事」。幻冬舎は面白い本が多いですね。
所得拡大促進税制は、間違った場合のダメージが大きいので注意が必要です。この税制は税額控除で、中小企業の場合は、本来の法人税の20%まで控除が認められています。つまり、1000万円の税金でしたら200万円まで法人税が減額されます。 しかも、この税制の恐ろしいところは、当初申告でその別表が入っている必要があるので、後で忘れていたことに気が付いても取り戻すことが出来ません。なので、今では事務所の決算用のチェックリストにはしっかり組み込まれています。 所得拡大促進税制は継続雇用者を対象としているのですが、その数え方が難しく、人数が多い場合にはエクセル等での関数を駆使した計算が必須です。なので、エクセルの関数を間違えると目も当てられないので、エクセルの作成にも注意が必要です。 また、「雇用者の数が増加した場合の法人税額の特別控除」との重複適用も出来ないので、注意が必要です。 所得拡大促進税制の詳しい内容はこちらです。 所得拡大促進税制リンク
結論はまあまあ良いのじゃないの、と思います。最初から、この業界を目指すのもよし、セカンドキャリアとして入って改めて手に職をつけ、安定して家族を養える経済的基盤を作る職業としても悪くはない選択なのではないかと思います。 学歴は(あまり)関係ない まず、あまり学歴は関係ないです。事務所によっては採用の時にその方のポテンシャルを測る上で出身大学を見られることがあると思いますが、会計事務所には、税理士試験の科目合格と言うその方の仕事の遂行能力を推し量る上で、学歴よりもより直接的なサインがあります。普通はこちらをよく見ると思います。 法人税か所得税は持っているだけで一目置かれます。また、実際仕事に役に立つと思います。消費税や相続税は実務にも直結する資格でありますので、採用する側は、これを採用の理由にすることは多いと思います。面接でよっぽど相性が悪いと別ですが、普通は、仲良しクラブの人を採用しようとは思っていないので、別にその人がどんな性格でもあまり気にしません。仕事ができそうかどうかが、一番の判断基準になると思います。 簿記の1級も、資格としてはマニアックすぎるという批判もありますが、連結や原価計算も範囲に含まれているので、「簿記がわかっている」十分な証明になっていると思います。採用する側も1級があるから採用したと言うことすごく良くあると思います。つまり、簿記の1級を持っていれば就職するだけなら、ほぼ困らないと思います。 ですので、大学受験の時に遊んでしまって、就職活動で苦労したような方は、大学受験のような一発勝負の試験とは異なる試験で自分の実力を証明することが出来ます。 実力次第で出せる結果が本当に違う(なので転職も容易) 仕事ができるかどうかが一番大事ですが、税務・会計の仕事は幅が広く、様々な知識が必要とされるので、実力が活かせます。よい計算書類が作れるかどうかはどうかは、実力そのものです。 例えば、太陽光の大型プロジェクトがあったとします。大型プロジェクトは大体において銀行や機関投資家のファイナンス付きますが、これには、金利スワップが付くこともありますし、土地の権利も20年の借地権だったり、買い戻し条件付きだったりと複雑な事もままあります。送電線の工事負担金のようなものもあります。こういう事項について銀行などに対して、いわゆるGAAPに従った正しい会計処理をできるということは実力で、じつはこう言うことをちゃんと出来る人は少ないと思います。 また、こういうプロジェクトだと即時償却の有無とか、特別な税額控除の有無であるとか様々な税務上の論点が出てきます。やっぱり知らないと(もしくは調べる力がないと)出来ないし、それをきちんとやってくれる人は、やっぱりそれほどいないので、価値があり評価されます。 努力してとれる資格もある 努力して税理士や会計士の資格が取れると独立も可能です。 夏は暇です それに、冬は忙しいところが多いと思いますが夏は比較的暇です。資格試験の勉強にあてて2週間くらい休む人も多々いると思います。 給料もそれほど悪くないと思います。難しい仕事や大きい仕事には実は結構なフィーが支払われます。それをこなす人材が必要なわけですから、給料もそれなり支払われると思います。それに、流動性のある業界なので、ちゃんと給料を出さないとみんな転職してしまいます。 ********************** H28/7/13 昨日は盗難にあった自転車が出てきたので取りに行ってきました。なんと歌舞伎町に乗り捨てになっていたとのことでした。。チェーン式のカギを面倒なので一番右側のれるを一つだけずらしてかけるようにしていたのですが、結構同じような人が居るのでしょう。それだとパターンをわかってて持っていってしまう人が居るのですね。 こちらは新宿百人町の撤去自転車の保管所です。初めて行きました。
事務所の情報を記録しておくために、Evernote Businessを試験的に導入する事にしてみました。 Evernoteはご存知の通り、WindowsやMac、iPhoneなどの複数の端末で情報を共有できるクラウドの素晴らしいソフトウェアです。 このソフトはとても便利で個人でももう3-4年は使っています。 最初は無料のバージョンを使っていたのですが、今ではPremiumバージョンです。。年間5千円くらいですが、十分に価値はあるように感じています。私は、今ではすっかり、Evernote様に依存してしまっているので、しばらくは離れることは出来ないんではないかと少し不安には感じています。 Evernoteは仕事の段取りやチェックリストを取りだすのにも、キーワード検索一発で取りだせるので大変に便利です。昔、山に行った時の日程表などの記録や、システム開発での進捗記録、「七夕」をどんなシステムにしたいか、みなと国際会計事務所をどんな会計事務所にしたいかなどの目標も書いて保存しています。 Evernoteの便利なところはフォルダの他にtagを作って、tagでも検索できることです。例えば、フォルダでは、作業中や、作業済みのフォルダを作成して、その中に各クライアントの案件が入っている場合に、クライアントごとの検索はtagですることが出来ます。つまり、縦軸で仕事の状態管理と横軸でクライアント別の管理のような切り口の違う分類方法を同時に出来るわけです。 監査法人では、お客様の関係会社間の持ち株数や資本金、営業所の場所など、比較的長い期間にわたって使い続けるパーマネントファイルと、その年の監査ごとに作成するワークペーパーのにお客様ごとにフォルダをりますが、私も、作業中のフォルダの他に、クライアントごとのフォルダを作って、長期間の保存が必要な情報はそこに入れるようにしています。両方の切り口で情報を保存して検索できるので、とてもとても便利です。 これを事務所でも使えないかどうかやってみることにしました。一人で使っていてもこれだけ便利なのですから、複数人で使ったらもっともっと便利に違いない。 会計事務所に限らず他の業種でもそうだと思うのですが、お客様の記録などを保存するのはとても重要な作業です。単純な取引だったとしても、1年後には、この処理はどういう理由でやったんだっけなどと言うのも、担当者が変わってしまったり、休んでいるだけでも、わからなくなってしまいます。税務署に資料を出してくださいなんて言われた時に、根拠が出せないと冷や汗をかいてしまいます。 資料は、エクセルなどのファイルの場合はシェアドライブに、また、重要な資料は紙の資料と一緒にバインダーに保存するようにしていますが、穴をあけてバインダーにファイルするのはちょっと面倒です。 Evernote Businessは月に一人1,100円です。決して安い金額ではありません。MicrosoftのOffice365と同じ金額かと思うと、OfficeにはExcelやらOutlookやらあれだけついてて約1,000円で、それに比較しても随分高いなーと微妙な気持ちになってしまうことも否めません。また、Evernoteは一度導入してしまうと、なかなかやめられず中毒性(?)があることも、事務所で始めることに躊躇してしまう理由ではあります。 それと良いと思ったのは、Evernote Businessでは個人用とビジネス用のタブができて、個人用とビジネス用のNotebookがはっきり分かれます。わかりやすいので、これなら、個人のファイルと仕事のファイルを混同してしまう事も少なそうです。そこが結構心配なところだったのですが、少なくともEvernoteはそこをしっかりと分けていますという主張が、ソフトのUIのデザインからははっきりと読み取ることが出来ました。 でも、これで探し物が減ったり、今後の記録がしっかりされるなら、値段をはるかに上回る価値があり、安いものかも知れないとも思いました。。