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海外資本による不動産やソーラーパネルの保有会社を作る場合にどのようなスキームがよいか

Posted on May 8, 2015 By user No Comments on 海外資本による不動産やソーラーパネルの保有会社を作る場合にどのようなスキームがよいか
国際税務

皇居夕方
 
海外からの投資で、不動産所有会社や、ホテル所有会社、ソーラーパネルによる売電会社を作ることは結構あるように思います。
この場合、どのようなスキームが税務的に一番効率的でしょうか?よくこんな質問をお客様から聞かれます。特に太陽光などの場合、金額が数十億になることもあり、大手の弁護士事務所でスキームがしっかり練られていることも多いです。
匿名組合などを使わない一番簡単な形式は一つの会社を作り、そこに不動産やソーラーパネルを持たせる方法です。今は(平成27年5月現在)、法人税の実効税率が中小法人の場合、課税所得が800万円までの低いところで約24%と、匿名組合を使う場合の源泉所得税率20%とあまり変わらないため、税理士報酬その他の費用を考えると、これで十分かもしれません。
で、この会社を株式会社にするか合同会社にするかなのですが、海外からの投資で太陽光発電の施設を保有する会社を作る場合は、合同会社を作るのがいいと思います。

何故かというと、この様な資産を保有する法人は、多額の資本が必要なわけですが、この資本の構成として、通常は100%を資本金として出資することは少なく、キャッシュフローがプラスになったら、それを何時でも自由に回収できるよう、借入金の形式を採るわけです。借入金の形式を採れば、支払利息として資金の出し手に損金の形でキャッシュフローを還流することが出来る様になるわけなので、一石二鳥です。

 

気を付けなくてはいけないのは、利率は移転価格税制の適用対象になるので、合理的な水準である必要があります。他の債務者に劣後するなどの特殊な条件がない限りは、18%とかの利息は法外で問題になる可能性が高いでしょう。また、資本の出し手の所在する国との租税条約によりますが、支払利息には源泉所得税がかかることが多いです。例えばシンガポールだと10%ですが、利息を支払う前に租税条約の届出が必要になりますので、ご注意ください。

 

また、借入利息は、借入金が資本金等の金額の3倍になるまでは全額損金になりますが(過大支払利子税制が適用される場合を除く)、3倍を超えると、過小資本税制の適用対象となり、支払利子の一部は損金算入できなくなります。

 

したがって最初は1万円などの最低限の資本金で設立しても、設備投資が実際に必要になってくると増資が必要になります。この時の増資のやりかたですが、、資本金は1円などの最低限の金額とし、資本準備金の割合を大きくする方法が良いと思います。ここが合同会社のすごいところなのですが、株式会社のように資本準備金は出資金額の最大で半分までというような縛りはありません。つまり、増資をして資金を増やす場合に、資本金を1円、資本準備金を4億9,999万円なんてことも可能なわけです。外形標準課税という税金がありますが、この税金は資本金の金額によって決まります。資本金等ではありません。なので、資本準備金の金額は計算に影響がないわけです。
ちなみに、外形標準課税の税率ですが、都道府県によって異なりますが、一般的にいって、それ程安いものではありません。東京都の場合で、平成27年4月1日以降に開始する法人の場合、資本割が0.315%、付加価値割が0.756%かかります。資本金が1億でしたら毎年315,000円、5億でしたら、1,575,000円余計にかかります。また、付加価値割は人件費、家賃、支払利息等にかかりますが、人件費が年間1億円、家賃が1,000万円の会社でしたら、それだけで831,600円余計にかかります。
純粋に、資本金をいくらにするかという書類上の数字をいくらにするかできまるのですから、安い方が良いに越したことはないと思います。
 
他方、過小資本税制では資本準備金は資本金等の金額に含まれます。ですので、合同会社にしてこのような増資の仕方をすれば、外形標準課税を増加させずに、過小資本税制の適用をさける事が出来るわけです。

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H27/5/8
最近、出来るだけ走るようにしているのですが、体重の減り方が教科書どおりで面白いです。
やっていることは、走ることと間食をしないようにしていることだけで、食事は結構普通にしています。
教科書では1キロ減らすには7,000キロカロリーを消費する必要がありますが、私の体重65キロだと110 km 走る必要があります。 この1か月ちょっとで100キロくらい走ったのですが、ちょうど1キロ少し体重が減っていました。こんなに走ったのは初めてなのですが、100キロも走って1キロしか減らないので、気が遠くなってしまう感じです。食べる量をあまり変えていないので、本当に走って消費したカロリー分だけ体重が減ったということでしょう。うーん、しかし自然科学の法則の力は素晴らしい。。

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