みなと国際会計事務所 Accounting Intelligence blog by a CPA in Tokyo

みなと国際会計事務所 Accounting Intelligence blog by a CPA in Tokyo, tax tips, accounting, running business

DjangoをApacheで動かすまでの話

time 2017/04/09

PythonにはDjangoという有名なフレームワークがあります。Djangoには簡易サーバーが付いているので、自分のMacで開発するときは、特にApacheやnginxなどのWebサーバーをインストールする必要はありません。開発用の段階ではこれで十分です。

しかし、いざ、iPhoneやAndroidなどの端末からサーバーにアクセスするアプリを開発しようとすると、外側から自分のMacにアクセスできるようになることが必要になります。iPhoneなどの端末から自分のMacにアクセスできないと、ちゃんと動いているかどうかもわかりません。ここで壁となるのが、Djangoに付属して付いてくるこのウェブサーバーでは外側からアクセスできないのです。

私は、今、iPhoneからサーバーに領収書の写真を送って、サーバー側で私たち会計事務所のスタッフが会計データに変換するサービスの開発をやっています。人間が写真のデータを会計データに直すサービスなので、AIなどのかっこいい技術を使うわけではありません。そこはいけていないのですが、そこはちょっと脇に置いておきます。

そのようなわけで、いろいろ調べてみた結果、昔からあるApacheと比較的最近のnginx(エンジンXと読む)が選択肢になったのですが、前にも触ったこともあって馴染みにあるApacheを入れてみることにしました。

具体的なステップ

ApacheをDjangoで使えるようにするのには、ほぼ一日仕事でした。速い人は数時間でできるのかもしれませんが、初めての方には、色々とひっかりやすいポイントがあり、結構時間がかかります。

私の環境は、Apache2.4、Python3.6です。

順番に、
Apacheのインストールと起動、
mod_wsgiをインストールしてApacheからPaythonのプログラムファイルを処理できるようにする、
MaxOS/Linuxのファイル権限を変更して、外部からのアクセスでも必要なファイルを読み書きできるようにする、

という順番でやっていきます。

一気にやろうとすると、色々なところでハマるので問題の切り分けができにくくなります。順番にやっていくのがいいと思います。

(1) まず、最初はApacheです。

Apacheは、とりあえず動くようにして、「It works!」の既定のメッセージが見れるようになることが目標です。
まずはターミナルを開けて、appachectl startとコマンドを打ち込みます。問題がなければ、次の行に移動して入力ができるようになります。

そして、Safariか Chromeを開けて、アドレスバーのところに127.0.0.1と打ち込みます。「It works!」と表示されれば、Apacheはちゃんと動いています。

(2) 次に、mod_wsgiをインストールします。

これが、Webでは様々な記事が交錯していて、一番わかりにくく苦労しました。しかし、一度出来てしまえばちゃんと動きます。ポイントはmod_wsgi.soというファイルをApacheの設定ファイルにちゃんと書いて、ApacheへのリクエストがきちんとPythonの処理として認識されるようにすることです。私は、最初、Pythonのプログラムのファイル(例:hello.pyなど)がただのテキストファイルとしか認識してもらえず苦労しました。

手順としては、
ターミナルからpip3を使って、pip3 install mod_wsgiを実行する。ー>mod_wsgiがインストールされる。

Apacheの設定ファイルであるhttpd.confのファイルを編集する。httpd.confファイルはprivate/etc/apache2という場所にある。これをATOMなどのエディターで開いて、以下のテキストを追加する。場所はどこでもいいようです。

ポイントは、ネットに色々書いてあるような単純なファイル名ではないので、ちゃんとそのsoファイルの場所と名前を発見して、その通りに記述することです。私の場合は、発見したネット情報のPythonバージョンが3.5と少し違っていたので、修正したらちゃんと動きました。

また、Directoryタグの中の記述の仕方もちょっと変わっているようなので、下記のようにすることが重要です。

LoadModule wsgi_module /Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.6/lib/python3.6/site-packages/mod_wsgi/server/mod_wsgi-py36.cpython-36m-darwin.so
WSGIScriptAlias / /users/ichirok/Documents/python_projects/firstDjango/firstDjango/wsgi.py


Require all granted

この設定がちゃんとできるようになると、Apacheがちゃんと動いて、返ってくるエラーもInternal Server Errorなどになります。それまでは、そもそもPythonのファイルをプログラムファイルとして認識してくれません。

(3) ファイルのアクセス権(Mac OS/Linux)の設定

Permission Deniedなどのエラーが返ってきます。
chmod 755 directoryName コマンドを使って、Apacheがちゃんとファイルを読めるようにしなければなりません。

どこに問題があるか、問題の特定は、Apacheのエラーログを見ると速いです。エラーログは

/private/var/log/apache2

で見ることが出来ます。

Linuxのファイル設定については、色んな本に書いてあるので、ここでは細かくは書きません。ただ、ファイルやディレクトリのアクセス権限でハマることが多いのでここに書いておきました。

以上、DjangoがApacheで動くようになるまでには結構苦労すると思いますが、皆様の参考になればと思います。

最近のコメント