そろそろ繁忙期が始まります。いやーな季節です、日が暮れるのが早いし寒いし忙しいし。 私の事務所で読書会に参加している方がいるのですが、1年に80冊くらい本を読むそうです。1週間に1冊以上読む計算になりますが、こういう方、本当に凄いと思いますし、尊敬します。やっぱり本を沢山読む方は、相手の話をちゃんと理解して上手く反応してくれるし、話しのふくらませ方と言うか、話をうまく展開して、関係がある話題に移るのとか上手な気がします。 読書も筋トレとかランニングのようなものなので、本を読む筋肉みたいなものがあると、どこかで誰かから聴いたような気がしますが、確かに当たっているような気もします。皆がそうなのかわかりませんが、齢を取るごとに、本を読む筋力が落ちてきているような気がします。勉強の筋肉とも似てるような気がします。 齢のせいなのか、時間が無いのか、近くを見る視力が落ちているせいなのかわかりませんが、確かにここ数年、昔に比べて本を読む量が減っているような気がします。 私は日本語の本では感じませんが、英語の本を読むと、毎日の事務所での英語の会話やお客さんとの会話がスムーズになるし、ボキャブラリーも色々違う言い方が出来ている気がするので、読書って色々効果があるなーと思います。 今は、ミシェル・オバマさんのBecomingと言う本を読み始めているのですが、なかなか面白いです。彼女はプリンストン大学を出て、ハーバードのロースクールを出ているので、私は何となく先入観で裕福な家庭の出なのかと思っていたのですが、そうではなく、むしろ中流の下の方くらいの出身の方なのですよね。それで、シカゴの南側に住んでいたのですが、最初のころは白人96%のコミュニティーだったのが大学に入学するために町を出るころは黒人が96%になっていたこととか、幼いころに色々あったアメリカの人種差別の話が出てきたり、なかなかアメリカに住んでないとわからないような話が出てきたりして面白いです。
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GTECを受けてみました。 テストの結果は、もう一つでしたが、気軽に30分でやれるし、値段は2000円だし、そういう意味では価値があると思いました。 この自宅でできるGTECではリスニングとリーディングがあります。私の場合は、自分の思い込みとは別に、リスニングがダメでした。そう言われてみれば、相手が言っていることをちゃんと聞き取れないことがあるし、言いたいことをうまく言えないこともよくあります。自分では、リスニングは得意ではないけど、それほどダメでもないだろうと思ってたのですが、テストの成績は残酷であり正直です。やっぱりリスニングがダメなのでした。 今後は少しリスニングの勉強を続けたいと思います。 このテストは値段がお手頃なところがとてもいいです。毎月1回受けても全然問題ありません。いわゆるPDCA的なものを練習してみるのにもちょうどいいように思いました。つまり、目標を立てて、その目標を実現するための計画を立てます。実行してみて、結果を確認し、良ければそれでいいですし、ダメならダメで、では次は何をしようとやり方を変えてみれば良いのです。 しばらく(5年ぐらい?)続けてみようかと思いました。
外国語が上手になるには文法が大切なのだそうです 英語は日本語とは本当に別の言語なので、習得するのには相当の時間がかかります。ただ、時間「は」かかりますが、必要な練習や勉強さえやれば十分に習得はできます。ネイティブのレベルには到達することはないと思いますが、仕事で使う分には十分に使えるようになります。これは身をもって保証します。地道な努力は必要で、これは避けられないとおもいますが、逆を言うと、地道な練習さえ継続できれば、外国語の一つくらいは出来るようになるのです。 英語で出来る様になったのですから、もしかしたらもう一つくらい出来るようになるかも知れません。 最近、読んだ本で「一生モノの英語力を身につけるたったひとつの学習法」と言うのがありました。 この本で、ちゃんとしたレベルの高い英語力を身につけるには、英文法が不可欠と書いてありました。確かに我々外国人は英語を肌ですべて吸収しているわけではないので、母国語である日本語のように直感的に、この文章は合っているとか、誤っているとかを、判断することができません。ですので、文法が大事なのだそうです。なるほど、確かに理屈にあっていますよね。 私も、もう一度文法を勉強してみようと思い、早速、文法の本を注文しました(中古ですが)。 効果測定の話、GTEC 最近やって見たいなと思ったのが、ベネッセが提供しているGTECという試験です。この試験は安くて、かつ、自宅のコンピュータで出来るのが特徴です。 GTEC TOECIなどは一回の試験が5,725円です。また、事前の申し込みが必要です。このGTECはまだ一般的に知られていないのが難点で、この試験のスコアが良くても、就職や転職活動であまり認めてくれないかもしれませんが、自分で学習するうえでの進捗を測るには最高です。 まず、一回の試験料が2,160円です。しかもオンラインで申し込みが出来て自宅で受験が出来ます。わざわざどこかまで試験を受けに行く必要が無いし、一回の試験にかかる時間はたったの30分だそうです。この試験のぶれがどれくらいなのかまだわかりませんが、TOEICなどと同じように、上手く計算されていて、同じ実力の人が受ければ同じようなスコアが出るようにできていれば、自分の学習の成果をわざわざ半日潰してどこかまで行く必要はありません。 他人に見せる目的でないのであれば、自分はちゃんと不正をせずに試験を受けているとわかっているので、スコアは自分のためだけのものであり、効果の測定には十分に目的を達成出来ると思います。 もう一ついいと思ったのは、TOEICは990点で終わりです。それ以上の点数はありません。このGTECはそれ以上の能力も測れるようなので、良いなと思いました。 ご興味がある方は上記のリンクから見てみたらいいと思います。
毎日少しずつ、英語で本を読むようにしています。読むといっても15分くらいです。英語はもちろん自分にとっとの外国語ですから読んでると眠くなってくることもあります。でもなれると、結構読めるようになってくるものです。 正確に測ったことはありませんが、ペーパーバックだと大体1ページに3分か4分はかかっていると思います。それほど読むのは速くありません。1日に5ページ読むとして、1ヶ月で150ページ。1年で1800ページ。1年でざっくり6冊くらいは読める計算になります。 日本語だと4−5日で1冊読めますから、日本語に比べると10倍くらいスピードが違います。情報の量だけ比べると日本語の本を読んだ方がよっぽど効率がいいのは確かです。 でも、英語で本を読むことのメリットは沢山あります。一番は、英語を英語の順番で話を追えることになること、次に少しずつですが単語を覚えていくこと、さらに、なんとなくこういう場合にはこういう風にいうというのがわかってくるということでしょうか。結構沢山ありますね。 「英語を英語の順番で話を追えるようになる」というのは、日本語でも誰でも時々あると思うのですが、確かに単語は全部知っていて読んでいるはずなのですが、頭にちっとも内容が入ってこない状態です。これは、会話の時はまさにそういう状態で、一つ一つの単語は全部わかっているような気がするのですが、最後まで聞いても話がなんだったかよくわからないような状態のことです。これは、語順が日本語と違っているので、自然に話の流れが頭に入ってこないのです。 本で読む場合は、一度読んでわからなくても、何度も読み返すことができます。これがいいのです。野球やテニスの素振りを何回もやって体に覚えさせるのと同じで、何回も反復して同じような文書を読むから、分かるまで繰り返して読み返すことで、英語の順番でそのまま理解するいい訓練になっていると思います。 単語も読んでいれば知らない単語がいくらでも出てきます。アマゾンのキンドルでしたら、知らない単語の上を長押しすると辞書が出てくるので、意味がすぐわかって便利です。私は知らない単語が出てきても、いちいち暗記用に単語帳に記録するなどといったことはやっていません。それでも、本を読んでいれば同じような単語が何回も出てきたら少しずつ覚えてしまいます。逆に全然覚えていなくて愕然とすることもあるのですが。。 あといいのは、言い回しを覚えることでしょうか。外国語は単語だけ知っていても、それをどのような場面で使うのかよくわかっていないと、相手に失礼なことを言っちゃうかもしれないとか思って、怖くてなかなか使えません。 英語が出来るようになるのには、物事には順序があるのと同じように、段階があると思います。最初は最低限の単語を覚えるとか、ヒアリングに慣れてくるとかあると思うのですが、読書にも効能があります。 少しずつでも読んでいると、Eメールも書けるようになってきます。最初は事実の羅列だけの文書から、少し言い回しをおしゃれにしてみたり、伝わりやすく工夫してみたり、色々英語を書くのが楽しくなってくるんですよね。 私は、普段は持ち歩くのが重いのでキンドルで読んでいますが、読んだ本はできるだけ紙の本を買うようにしています。本棚に背表紙が見えるともう一度パラパラめくったり、思い返して読んだりできるので、いいのです。それに読んだ本が増えてくると、達成感もありますオススメです。 この本は、平易な英語で書かれていて楽しく読めました。NYタイムスか何かのベストセラーでも何週間もずっと一番だったそうで、アメリカでも相当売れた本のようです。
語学を学ぶのにシャドーイングは欠かせません。 語学を学ぶのに一番重要なのは大きなところでいうと動機というか必要性だと思うのですが、実際に必要に迫られてどのように勉強するかという時に、シャドーイングはとても有効だったと思います。 私は英語圏への留学経験がなかったので、ヒアリングやスピーキングが苦手でした。日本人の中で英語圏へ留学できた経験があるのは非常に限られていると思いますから、むしろ得意な人の方が少ないと思います。 私がいろんなトレーニングをやってきて実際に良かったと思うのは「ハリーポッター」のCDを何回も聞いたことです。シャドーイングは何回も聞くので面白い文章だといいのですが、つまらない文章だと耐えられません。つまらない文章を聞いて繰り返すのを毎日の日課というかタスクにしてしまうと、その言葉を勉強すること自体が嫌いになってしまうかもしれませんので、高くつきます。CDは当時は中古の通販がなかったので、オリジナルで1万円くらいはしたと思いますが、安い買い物です。面白いものが見つかるまで何個でも買ってみるのが良いように思います。 ハリーポッターは読む方がとても上手な方なので、聞いていて面白いのです。ずうーっと飽きずに練習していました。 ハリーポッターの第1巻と第2巻の「Philosopher Stone」と「Chamber of Secret」は何十回(何百回?)も聞きました。毎日電車に乗っている時間や歩いている時間にずっと聞いたとすると、1日1時間近くは作れます。5年間で1800時間。ハリーポッターのCDの読み手はイギリス人なので、この頃は少し発音がイギリスっぽくなっていたような、いなかったような。シャドーイングを真剣にやっていると語調まで一生懸命真似しようとするので、アクセントまで移るのです。 しかもシャドーイングのいいところは、知らない単語は聞こえないので、単語が体に染み込むまで何回も繰り返して聞いているうちに、知らずに身についてしまうことです。ちょっと知らない単語だと、意味を思い出すのに時間がかかると思いますが、何百回とやっているうちに、意味まで体に染み込んでしまいますし、発音も口をついででてくるようになってきます。 最近始めたのがブラジルのポルトガル語です。高校の時に1年間留学していたのですが、帰ってきてからは全く使っていませんでした。それで、今になってちょっと、シャドーイングの本を買ってきて練習を始めたのですが、道のりは遠いです。読み手の喋るのが速いのか、聞き取れません。頑張ってしばらく続けて見ようと思います。
簡易な英語で書いてあるので読みやすかったです。英語のネイティブでない人間が英語の読書の練習をするのにもいいと思います。私は10日以上はかかりましたが、最後まで読み終わることが出来ました。 パキスタンの山奥の小さな町に住んでいた少女が、女性の教育について発言していくうちに、国内で有名になってしまい、女性に対する教育や社会進出に否定的なタリバンに頭を撃たれてしまうという話です。 タリバンと言うものの存在は新聞の短い文章で知っていましたが、実際にどういう存在なのかは知りませんでした。タリバンが悪いとかイスラム原理主義が悪いとか言う判断の話はここではしませんが、人間の偏狭なところとか、昔の村の閉ざされた感じとか、日本の田舎の高校を卒業した人間としてなんとなくわかるような気がしました。 この方はその後無事に回復し、女性の教育についての啓もう活動などを評価されてノーベル平和賞を取りました。この方の言っている教育の重要性についても、わかるような気がしました。人間は教育によって偏狭なものの見方を脱して視野が開けると言っています。私も何となくわかるような気がします。子供を持つ親として、教育に関しては、つい偏差値とか学校の難易度とかの方に関心が行ってしまいそうになるのですが、そもそもの教育を受けさせることができることのありがたさについて感謝したいなと思ったりしました。 英語の本は毎日少しずつでも読むのが大事なように思います。急に読むと頭がボーっとして眠くなるので、ちょっとでもちょうどいいのです。それと英語の本をちょっとずつでも読むと、単語力が少しずつ付いていくのはもちろん、英語の語順でそのまま理解する訓練にもなるので、英語の学習を兼ねた趣味にもなりうる(?)ので、2000円でものすごく長い時間楽しめます。
タイトルが大きすぎました。あくまで、個人的にどうやったら語学が少しは出来る様になるかと言う経験談のようなものです。 語学の習得には時間がかかります。時間はかかりますが、それに見合う以上の価値があるように思います。私はどれくらい語学の習得に時間をかけてきたかというと、大学を卒業するまでの学校の勉強を前提にして、さらに社会人になってから、平均して毎日1時間、それを5年くらいは継続してやってきたように思います。外資系に居た時ですが、途中から上司がネイティブスピーカーで、かつ、日本語が出来ない方だったので、結構一生懸命やりました。この時が一番英語をやったのですが、1日1時間 x 365日 x 5年で約2000時間くらいはやりました。学生の時からの時間を入れるときっとその倍の4000時間くらいは使っていることになるのでしょう。随分使ったなとは思いますが、でも、もとは余裕で取れています。語学に限らず勉強は、ちゃんと自分に返ってくるように思います。 語学ができるとコミュニケーションをとれる人の範囲が広がるので、世界が広がります。別に出来なくても日常生活には問題ないのですが、できると人生が広がりますよね。 最近ですが、昔やっていたスペイン語の練習を復活させました。 私が語学(英語)をマスターするためにやって来た方法は、シャドーイングと言う方法です。知っている方も多いと思うのですが、シャドーイングと言うのは、CDなどに入っているネーティブの人が読んだ朗読ををポータブルプレーヤーに入れて、聞きながら自分でも真似して、実際に口に出してみると言うものです。 私の時代は、カセットテープをMDに録音してやっていました。そもそもカセットという言葉自体が死語のようなものですが、さらにMDでさえ今では誰も見たことも機械になってしまいました。MDは、小さな磁気ディスクを挿入して真ん中の軸を中心に回転させて再生させる機械なので、使っていると壊れます。MDはこの5年間の間に3回は壊しています。 シャドーイングは通訳の人もやる練習法なのだそうで、実際に強力です。 聞いた音を自分の口に出して言う練習と言うのは、結構負荷のかかるトレーニングなのです。ちゃんと聞かないと口に出せないし、スペルや意味も分かってないと、うまくついて行くことが出来ないのです。ネーティブが朗読するのですから、ゆっくり読んでくれているような録音でも、スピードもそれなりにあります。でも、それが良いのです。我慢して10回も聞いていれば、スピードには慣れてきますし、30回も自分の口に出して言っていれば、何となく、口をついて出てくるようになってきます。つまり、そのスピードでその意味が考えなくても、無意識にわかるようになってくるのです。 また、日本人が(と言うか何人でも外国語に関しては)苦手な単語の暗記ですが、口をついて出てくるようになってくると、イコール、自然に頭に入ってしまっています。つまり、シャドーイングは単語力の増強にもいいのです。 これを、短いテキストでやるのがコツです。長いと一個一個がちゃんと出来るようにならないのですが、短い文章を完璧に自分の口で言えるようになるまでやるのが、いいのです。完璧に言えるようになると、普段はあまり神経の行き届かない細かい音まで口にだして練習することになるので、そういう細かいところまで聞こえる様になるような気がします。 現在、税理士として独立して、それ程知識もないところから始めて、多くはないにせよ食えるようになったのは、英語のおかげもあると思います。語学さまさまです。