先日も書いた話ですが、やはり人間は色々幅広く知ってた方が良いと思うようになりました。 専門バカで一つの事に集中するのが良い事だと、無意識に何故か思っていましたので、その価値観に引きずられて、出来るだけ狭い分野に集中するように頑張っています。集中した方がやはり成果は出やすいですしね。 一つの事を継続するのもとても重要です。毎日、コツコツ継続することで、なかなか到達できない凄いところに到達できることもわかります。継続は本当に力なりですよね。 ********************************* でもそれと同時に、やはり、視野や知識の範囲は広い方が良いのかなーとは思います。 例えば、私は現在の日銀のアベノミクスの政策はなんでそうしているのかとか、そういう経済のことは分かった気になるようで、よくわかりません。なので、資産運用は下手だし、アベノミクスの行き先が今後どうなるのか、経済学の専門家の間では、そのコンセンサスがあるのかどうかもよくわかりません。 自分の中性脂肪とか血圧の数値の意味とか、自分の体はどういう状況にあるのかとか、そういう自分や家族の健康に大事な事もよくわかっていませんでした。これで、健康管理が悪くて倒れたら自分の責任でしょう。 介護保険とか年金とか、そういう制度にも無頓着でした。 そういう自分の身近にあることは、やはり知らないよりは、知ってた方が良いですよね。何を当たり前の事を言ってるんだ?という感じですが、よりよく生きようとすると、知識と言うのは重要です。勉強しなかったり、知らなかったりすると、結局自分に返って来てしまい思います。 まあ、何でもかんでも出来るわけではないし、人間の能力も時間も限度があるので、限界はあります。ぼちぼち色んな事を勉強出来たらなと思います。 (鈴木大介さんという「最貧困女子」で有名なルポライターの方の「脳が壊れた」という、今、読んでいる本です。)
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最近、事務所の中で、社会保険労務士の勉強が実務ではすごく役に立つのではないかと話しています。 給与計算をやる時の残業代の計算の仕方なんか、やり方としてはわかったつもりになっていますが、その根拠とか知らないと、実務が軽薄になってしまうので、まずい状況ですよね。 税理士業務としての違いを出すために、税務のエキゾチックな勉強ばっかりやっていると、他の事に関して無知な人になってしまいます。 一つの事に集中した専門バカと言うのも、その分野で深堀りできるので、成果を出しやすいとも思えるのですが、世の中は自分の専門だけで出来ているだけではないので、色々な分野である程度の組織だった知識を持っている方が得です。 私も最近法律の勉強に時間を取られて、他の事を勉強する時間がまったく無くなっていました。でも、そうすると、法律の勉強に集中しようとしすぎて、他の事に目が行かなくなってしまいます。 集中もいいのですが、他の事で自分の身の回りにあることは、出来るだけ勉強して、きちんと知っておきたいなと思うようになりました。 例えば、その他の例として、私は、自分の体の事や健康のついて、家のこと、栄養のこと、色々な事がわかりません(例がちょっと変かもしれませんが。。)。ちょっと専門に偏りすぎました。なので、こう言う専門外のこともきっとある程度わかっている方が良いのだろうなーと当たり前ながらには思います。 社会保険労務士や他の勉強もしたいと思っています。でも、どう時間をとったらいいだろう。。 ******************************** 最近、事務所でOffice 365 for businessを使い始めました。今までは、DELLのPCにプリインストールされていたOffice Personal (2013)などを使っていたのですが、Office 365の方がいくつかの端末にも入れられるし、事務所全体でライセンスの数と使用状況をホームページから管理できるので、はるかに便利です。 値段も、大体、一人月1,000円。人件費と比較しても、十分に安い、価値のある費用だと思います。 (初めていった法務局世田谷出張所)
子供を塾に行かせるのが反対と言う親がいると聞いて、中学受験が子供に良いのか悪いのか、考えてしまいました。うーん。難しい問題だ。 親によっては、中学受験は子供に勉強と言う嫌な事をさせるもので、、夜遅くまで塾に行かせて、子供がかわいそうだと考えます。嫌がっているのを無理矢理やらせていると言うのなら、確かにそうだとは思います。無理矢理、塾に行かされたら、自分でもやだよなー。 ただ、「受験」と言う言葉の響きがマイナスに取られすぎているようには思います。「受験」というから、アレルギー反応が出る人が多く居るのだと思います。受験って、自分も含めて、何らかの思い出とか、後悔とかあるんですよね。 では、受験が悪いというのなら、質問を変えて、子供に勉強をさせるべきかどうか。子供が自分の人生を幸せに生きるのに勉強をさせる必要があるのでしょうか? わたしは、やっぱり世の中勉強が出来た方が得だと思います。勉強が出来た方が、仕事も選べるし選択の範囲が広がります。 これについて、大人にもあてはめるなら、子供に勉強をさせたいと思うということは、自分も勉強をした方がよいという事だと思います。勉強をすることで子供がより自由な人生を生きることができるのなら、大人も自分の人生を良くするために、ちゃんと自分の勉強をするべきだろうとは思います。 人に勉強をやれやれと勧めてばかりで(自分の子供ですが)、自分でやっていないのはちょっと説得力がない。。? ************************************ 妻の友人に誘われて田植えに行ってきました。 通常は、機械で植えるのですが、手植えと言うのをしてきました。改めて知ったのですが、田植えはものすごい体力を使いますね。2日やったので、既に太ももの筋肉痛です。 この、伊那地方と言うのは風光明媚なところです。東側には塩見岳をはじめとする南アルプス、西側には木曽駒ケ岳をはじめとする中央アルプスに囲まれています。景色が素晴らしかったです。 (その方がやっているりんご園より中央アルプスを望む) (今回田植えを手伝わせていただいた田んぼ(のとなりの田んぼ)。本当はこんなにきれいに苗が並ぶのは結構難しいです。)
USCPAは日本の職場であまり役に立たないと言われることもあるようです。 わたしは、そんな事は無いと思います。 USCPAを取得してアメリカで働いてきた方と話をすると、会計の考え方みたいなものは世界共通だなと、結構いつも思います。 まず、脱税や虚偽表示などの不正に関する考え方。経営者にとっては自分にとって望ましい自社の数字の数字と言うものがいつもあります。銀行からお金を借りている場合は利益を多く見せたいし、利益が大きくて税金の負担が大きい場合には利益を小さくしようと努力します。合法の範囲で出来るだけ経費を先に払ったり、売上をできるだけ先送りしようとします。 税理士や会計士などの会計プロフェッションは、業界の倫理規則や法律で規制されています。脱税や粉飾の手伝いをしてしまえば、資格のはく奪や刑罰などの大きな代償を払うことになります。なので、そんなことはしたくはありません。他方で、税理士や会計士はお客様からお客様から報酬をいただいています。お客様の要望をまったく聞かないのでは誰のために働いているのかわかりません。 そういうジレンマは倫理の科目を通して、USCPAの方はよくわかっています。そういう難しさに触れるところまで、簿記だけやっているのと比較して、視野が広い気がします。 また、保守主義が望ましい理由や、発生主義、費用収益対応の原則など、日本でもアメリカでも会計に根本的に要求される原則は似ています。 USCPAを持っていると、日本の税務は置いといて、会計の基本原則や最近の会計処理の流れは理解している。また、英語もある程度はできる。「プラス」、そういう倫理的な難しさがあると言う事までわかっていると評価されるように思います。また、資格を取れる知的な理解力と継続した努力ができる方だと評価されるので、日本の法人税や消費税は、本を読めばそれなりに自ら習得できるはずだと判断されている様に思います。 わたしは、その方が日本の税務にも興味を持っていただけるのなら(実はここが難しいのですが)、日本の会計事務所でも活躍の場があり、結構キャリアを積めるのではないかと思います。