最近のゲノム関係の技術がこんなにも進んでいるんだという事にびっくりしました。何も知りませんでしたが無知というのは恐ろしいと思いました。 ガンの匂いを感じることができる犬がいる。(理由は解明されていないそうなのだが、統計的には実証されている) ガン患者の尿に集まる線虫が存在する。 人のゲノムは解析されている。昔は何百億円もかかったが今は10万円でもできる。 ゲノム自体を解析できても、ほとんど何もわからないということがわかった。 ガンや心臓病は血液検査や脈拍などの客観的なデータを使って検診するが、精神病は現在の医療では医師の問診による。しかし現代の技術では、近赤外線を使って会話にどう反応するかを見ながら、うつ病や双極性障害、統合失調症などを8割の確率で判定することができる。 ものすごく小さいバクテリアのゲノムを人工的に作成したという論文が発表されたのは2016年3月。大腸菌のゲノムでもこの10倍ある、人のゲノムでも約8000倍あるので、遠くない未来に人のゲノムを人工的に作製できる時代がくる。 ゲノム編集という技術があって、京都大と近畿大の共同研究では真鯛の筋肉量を減らして重さを1.5倍にする事に成功した。すごすぎる。 人のゲノム編集も実験では行われているが、細胞分裂が始まって1週間で廃棄されているので、ゲノム編集を使って生まれて人間はまだいない。 しかも一度生まれた技術は消えません。その新しく生まれた技術を基礎にして次の技術が生まれます。時代はどんどん前に進んでいきます。すごい事だなと改めて思いました。
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会計士税理士などの独占業務のある国家資格をとるとその業界で就職もできますし、いざと言う時に辞めて独立すると言う選択肢が増えるのでおすすめです。ただ辞めて個人で独立できると言うなら国家資格に限らず、ITエンジニアなど他の「手に職」的な仕事ならみんな同じだと思います。 私も以前大きな組織に属して仕事をしていたことがあり、大きな会社のメリットはそれなりに知っているつもりです。上司や周りとの人間関係、仕事の内容などストレスはそれなりにあるとは思いますが、やはり組織が大きい分、福利厚生や体制もしっかりしていて、お給料もそれなりです。同僚も沢山いるのでいろいろ相談できます。独立して15年経った今でも、大企業で働くのは良いなと思うことがあります。 職業人生は長いので、色々なことが起こります。最初に想定していなかったことが起きることもあります。その時に辞めることが出来る・転職できると言うのは常にカードになります。このカードは心の支えでもありますが、実際に効くカードです。持ち運びの出来る技術があると言うことは、その組織に依存して生きていくしかない状況と比べても、自由が格段に増えるように思います。 自分の娘がどのような職業を選んで人生を切り開いていくかは、もちろん親が決めることではなく本人が決めることですが、こう言う「手に職」系の仕事はおすすめだと思っています。大きく儲かることもないかも知れませんが、ある程度いつでも働く環境を自分で決められると言う自由が素晴らしいと思うのです。 日光戦場ヶ原
会計事務所に限らないけど、お客さんが不満に思うことの一つに担当者のコミュニケーション不足があると思うんですよ。間違えたとか間違えないとかは二の次で、そこがおかしくなるとお客さんと上手くいかなくなりがちです。担当者に言い分はあるし、めんどくさいこともあるけど報連相で大分予防出来そうには思います。 なので、私は電話は全く肯定派。携帯電話にガンガン電話がかかってくると消耗しちゃうけど、事務所の固定の電話はやっぱり合った方がいいと思います。「私は電話は嫌いです。メールでしかコミュニケーションとりません!」なんて言い切っちゃうのは、個人事業的にはやめた方がいいと思います。コミュニケーションを遮断しているみたいになっちゃうので。私がお客さんだとしても、相手がそんなんだったら、そう言うところはやっぱり選ばないと思います。
Japanese Inheritance Tax law was amended recently to protect foreigners living in Japan on working visa (as opposed to spouse visa or Permanent Resident visa). Before the amendment of the law in March 2017, foreigners living in Japan with working visa were subject to Japanese Inheritance Tax even on foreign assets if they die in … Read More “Scope of Japanese estate tax for non-Japanese. And types of visa you should not have” »
自分で仕事を始めた人は、みんなはどのように税理士を探したでのしょうか?おそらく自分や奥さんの友達とか知り合いに税理士がタマタマ?いたとか、そうでなければ知り合いで自営業やっている人に聞いて税理士さんを紹介してもらったと言うような経路が意外に多いのではないでしょうか?。私の肌感覚で限られた経験でしかないのですが、これで7割くらいはありそうです。 あとは、やっぱりネットで調べて値段がそこそこ、ホームページのイメージがまあまあだったからなんてのも多いのではないでしょうか?これが2割。 そう考えると、税理士の選び方なんてのはそんなもので、結構安易に選ばれているようにも思います。確かに税理士とか会計事務所なんてのは、どこに頼んでもそんなに変わらないでしょ?というイメージはありますね。確かにそれはそうなのですが、でも、ニーズによってはそうでもないかも知れません。 それでは、星の数ほどいる税理士の中から、どんな基準で税理士を見つければいいのでしょうか?知り合いに税理士がタマタマ居たからと言う理由だけだとちょっともったいないです。 私が税理士を探すとしたらここを見た方が良いと言う事をチェックリストにして見ました。 1. 値段。自分の商売がそんなに人と変わらないなら、別に税理士は誰でも良いと思います。普通にやる事をやっていただければOK.そうだとするなら、話がしやすいかと値段が大事でしょうか。サービスの内容が他と同じなら高い所は避けた方が良さそうです。 2 ちゃんとしてそうか、どうか。良くも悪くも個人事業的なところが多いので、その税理士の性格によってサービスの内容に振れ幅が大きいように思います。ほとんどの所はサービス業ですからきっちりしていますし、ちゃんと仕事をしてくれます。私も他の先生の仕事を引き継ぐ事がありますが、みんなきちんとやっていらっしゃいます。つまりその事務所や税理士がそれなりにきっちりしていれば、サービス自体にそれほど差がないと言うことも言えると思います。 ただ、たまにですがいい加減なところもあるので、そこは要注意です。時たまですが、引き継いで見たら貸借対照表に内容の良くわからない仮払金の残高が沢山残っていることもあります。これは社長がだらしないのが悪いのですが、他方で税理士が遠慮して内容を追求しないで先延ばししていいたら問題が大きくなってしまった、と言う場合が多いです。こう言うのは税金だけ計算できれば良いと思って仕事をしてもらうとこうなりがちで、どんぶり勘定の始まりです。自社の損益がちゃんと把握できなくなってしまうので、気をつけましょう。これは税理士が悪いと言うわけではなく、データを提供する側に問題がある事が多いのですが、税理士は少しうるさ目な人の方が長い目で見ると良さそうです。 また、外資系の子会社で、たまに海外の親会社に対する借入金とか売掛金などの親子勘定があっていないこともありますが、これは言葉によるところが大きいのと、ちょっと問題を放置しておいたら訳わからなくなってしまったと言う事が多いです。ちょっと取引を訂正してそのまた訂正なんてやると、すぐにややこしくなるので、相手と言葉がきちんと通じないと本来簡単な問題のはずが、メールの返事を放置されているうちにすぐに棚ざらしになってしまいます。こっちは語学の問題とも言えるかも知れません。 ただ、ちゃんとしてるかどうかなんて、外からはよく見えません。外からはレスポンスの速さくらいしか見えないので、それが一時が万事を表すくらいに思って、レスポンスは重視しましょう。 3 自分の事業にどのようなサービスが必要なのか。まずは税金計算なのか、給料計算をして欲しいのか、会計帳簿をつけて欲しいのか。節税の相談をしたいのか。そこの事務所が、あなたのやって欲しいことをやってくれる事務所なのかどうか?眼科の病院に行って泌尿器科のことをやって欲しいと言ってもミスマッチングです。 4 あなたに必要な専門分野に強そうと言うのも大事です。外からみてもわかりにくいと思うのですが、税理士も強い分野と弱い分野があります。普通の会社や個人の事業所得、不動産所得の場合は、みんなが知っている知識で対応できるので、そう言う意味では誰でもいいです。同性代とか、同性とか、気があうとか話がしやすいくらいの判断基準でいいかもしれません。逆に相続とか国際税務とかちょっと毛色の変わった分野は、誰でも詳しく知っているわけではありません。落とし穴もありうるので、経験がある人にお願いした方がいいと思います。 これも外からは分かりにくいのですが、少なくとも自分の得意なことはHPに書いていると思います。 5 24時間対応とかは普通の事業者には必要がないので、それを売りにしている事務所があったら、自分もそれを必要としている場合にだけ、お願いすることにしましょう。さっきの話と矛盾するようですが、コミュニケーションを売りにしている所は、逆に少し心配です。担当が変われば、コミュニケーションの取り方も変わってしまいますし、段々と忙しくなって来てレスポンスが悪くなっていく事もありがちです。 ざっとこんな感じです。税金や経理なんて皆さんの事業の中のほんの一部ではありますが、皆様が良い会計事務所に出会えますように。グッドラック!
木暮太一さんの「どうすれば売れるのか?」という本を読みました。タイトルからは誤解してしまうかもしれませんが、売り方の本ではなくて、どう売れる商品を「作るか」と言うことについて書いた本でした。良い本だと思いました。 ざっくり言うと売れない商品には以下のような3つの特徴があるそうです。 1)スペック・要素を押してしまう 2)こんな事にも使えますを訴求する 3)ニーズ・ウォンツを考えてしまう。(ニーズから考えると、すでに存在している競合の多い商品に行き着いてしまうからだそうです。) それとは逆に、売れる商品には、 1)お客さんにベネフィットがある、 2)それを売る資格(実績・再現性に対する信頼)がある、 3)目新しさ 4)納得感 があるそうです。私はマーケティングの専門家ではありませんが、売れないものは無理して頑張っても売れないと言う事には概ね賛成です。「概ね」と言うのは、私の実感から言っても売れている会社はやっぱり営業に力を入れています。商品が良ければ営業しなくても売れると言うのは理想論であって嘘です。現実的ではないので自営になったばかりの人は信じてはいけません。すぐに死んでしまいます。 でも、プッシュ型の営業は今時ほとんど受け入れられません。顧客はネットで競合他社を比較できるので、良くないものを無理に売ることはできないのです。 で、その商品設計をどうするかですが、ここは社長にしか出来ません。人によって強みが違うので、外部のコンサルタントに商品設計をやってもらうと言うのは無理があるように思います。私がいる税理士・会計士なんかの業界でも皆がそれぞれが差別化をはかるために日々努力しています。私も英語の勉強をしたりシステムを作ったりするなど自分の特徴をつけるように頑張っています。(システムを作る方は、いまいち自分の作りたいものを作ることに重心が行ってしまっている様で、お客様のどの様な課題を解決できるかにきちんと対応できていないのでなかなか結果になっていません。)どの業界でもそうだと思うのですが、差別化が出来ていないと、薄利多売で働けど働けど我が暮らし楽にならざり状態になってしまいますよね? 差別化は具体的には、ニッチを選ぶか、その分野でナンバー1を目指すかのどちらかでしょう。どちらを選ぶにせよ大変な道のりで楽な道ではありませんが、どっちかをやらないと経営的にもなかなか利益が出にくいと思うので、自営業の場合やっぱりやるしかないのではないでしょうか? 大変大変とは言いますが、個人的な感想ですが、何でも地道にコツコツやっていくと、いつの間にか、それなりに驚くような実力がついている事が多いように思います。継続は力なり。とりあえず何か目標や分野を決めて諦めずにコツコツやってれば何とかなりますよ。きっと。。 販売の方法として、最近では(と言っても既に相当経っていますが)、コンテンツ・マーケティングと言うものが良く話題にのぼります。中小企業がコストをかけずに営業を強化するには、これがベストっぽいように思います。 自営業や中小企業の社長はこの二つをやる他に、毎日の業務もやらなくてはいけないので、これら全部を毎日同時にやるのはかなりハードルが高いです。とてもじゃ無いけどよほどたくさん働くか効率的にやらないとやり切れません。 とりあえずこれに対する私なりの現状での解答は、「何とか役割分担できる方法を探す」です。特に業務の部分は繰り返し的な作業も多いと思うので、この部分をマニュアル化して人に任す。これしか無いと思います。人間は、能力も与えられた時間も有限なので、あれもこれもやろうとするとどれも中途半端になってしまいます。なので、出来るなら人に分担してもらう方が良いのです。 それにマニュアル化して人に任せた方が、業務としても安定感が増すと言うのはあると思います。人間、風邪を引くこともありますが、そんな時でも休めるようになりますし、それでも業務はちゃんと回ります。自社の経理とか、請求書を作って送るとか、支払いをするとかそう言う本業の本質とは別の日常業務も人に任せるのが私なりの一つの方法です。その時間を本来の業務に使えるので、アウトプットの価値も上がる様な気がしますし、その時間を商品設計と販売活動にも使える様にもなります。 私の思う好循環は、中小企業や自営業の社長は商品設計する時間を十分に取れるほどに日々の業務をマニュアル化して人に任せて、その時間を差別化のための自社の商品開発や勉強に当てることです。そうする事でますます自社の商品を差別化する事が出来るので利益率が上がると言うものです。そうなる為にもできるだけ、日常業務はマニュアル化して人に任せて、自分は商品開発と勉強と販売活動をするべきだと思っています。
「統計学が最強の学問である」シリーズの「数学編」が出たので読んでいます。 今、500ページ強あるうちの200ページぐらいまで、なんとかやっとでここまで読み進めることができました。これからどんどん難しくなって行くのかもしれませんが、著者の解説の仕方が良いのでしょう。なんとかここまで理解した気になって読み進めることができました。昔、授業で習ったけど良くわからなかった対数やlog、2項定理なんてのも出てくるのですが、わかりやすく説明されています。私のように数学が得意でなくて文転したクチでも、ここまで理解できているので、著者の説明や例の使い方がよっぽど良いのでしょう。昔の教科書の説明では全く無味乾燥だった内容が、実例を用いてすっとわかったりします。数学を面白いと思わせて、また勉強して見たいと思わせるのですから、2000円ちょいの本としては素晴らしくコスパが良いと言えるでしょう。 数学は得意でなかったのですが、この本の数学は高校生の時より、大人になった今の方が、楽しめて読めていると思います。高校生の時は数学はあくまで受験科目の一つでやらなくてはいけない義務だったのですが、今は数学は所詮は趣味で仕事ではありません。そこがきっと違うのでしょう。 数学なんていうのは、実際に社会生活を送る上で必須のものではありません。もちろん知っていた方が何かと良いとは思うのですが、本人がそれに気づかないだけで損しているのかもしれませんが、知らなくたってやっていけるようにも思えます(まあ実際なんとかなります)。 でも、会計や税金とファイナンスは結構密接に結びついています。そして利息の概念や不確実性の概念はファイナンスの理論を理解するのに必要です。ストックオプションの価格を算定するのにブラックショールズモデルというのを使いますが、このモデルで使われる数学が難しいのです。でも、理解できたらきっと気持ちが良さそうですよね。 それにできれば開発中の会計システムに流行りのAIや機械学習の機能を実装して見たいのです。かなり高いハードルで時間もかかることになりそうで、実現できるかどうかもわかりませんが、やはりそうなると数学をわかっておいた方が良さそうです。 数学は数千年前から積み重ねられてきた人類の知恵であり、我々素人には何か漠然としていますが、実在しているものです。 この本をきっかけに少しでも常識程度の数学を理解するための一歩になれば良いなと思います。
Djangoがいつのまにか1.x系から2.0にバージョンアップしてました。新しい相続税の計算サイトをDjangoで作ろうと思ってチュートリアルを見て、コードをその通りに打ってもエラーが出ます。なんでかなと良く周りを見たら、なんとそんなことになってました。 しかも良く読むと1.x系からの移行は、一手間かかりそうで自動ではないようです。今後新しく作るサイトは2.x系が良いに決まっているのですが、これまでのものを2.x系に移行するのは手間も大変そうなので勇気がいります。どうしたものか思案中です。 コード自体はPython3で作っていたのでDjangoは1.x系でも2.x系でも動きます。なのでPCを入れ替える必要はないので、そこはせめて良かったと思います。 今まで1.x系をやってたのでまた多少の学習コストはかかりますが、バージョンは新しい方が良いに決まっているので、頑張って新しい方のバージョンでやってみようと思いました。 そういえばPycharmも2017.2 から2017.3に変わっていました。2017.2と2017.3は2017年2月のバージョンと2017年3月のバージョンなのかと思っていたらそうでもなくて、随分と機能がアップしているようです。Djangoの2.0にも対応していると書いてあるので、早速バージョンアップしようかな。 最近(やっと!)わかってきたのですが、システム開発で一番難しいのは、作ることではなくて、何を作るかです。プログラミングが好きなのでコーディング自体とそれに伴う調べ物は苦にならないのですが、作ったものが誰にも使われないものになってしまうと、それまでに投下した膨大な時間を考えると悲しくなってしまいます。最近作ったWEBサービスでレシートを写真でとるとそれを私たちの方で(人間が)仕訳に変換すると言うサービスがあります。確かにレシートを写真でとると仕訳にしてくれるサービスは便利ではあると思うのですが、そう言うサービスを求めるのはどちらかと言うと個人事業者です。会社でも数人規模になってくると、事務の人がいてまとめてくれたりするのでそこに不便を感じることはあまりないかもしれません。つまりサービスがあまり必要とされていないところに時間をかけてWEBサービスを作ってしまったのです。 私たちの仕事は主にどの商品やサービスが儲かっているか、どこに不効率があるかなどがわかるようにするための会計情報を提供することです。少なくとも今のお客様はそう言うものを求めているところが多いです。 そう考えると今回作ったサービスはちょっとピントがずれてました。こうなってしまった以上、ターゲットとするお客様の層を変えるか広げるか、もしくは今のメインのお客様が必要としそうなものをよくよく考えて開発するかしかなさそうです。一回開発を始めてしまうととりあえずは完成するところまで頑張ってしまうので、時間を大量に使ってしまいます。 サービスを作りまくるのも腕を上げるためにはいいとも思うのですが、やっぱり貴重な時間を大量に無駄にする前に、このコンセプトで良いのか良く考えてから作るのが大事なように思いました。例えば紙に書いて一旦客観的に見てみるとか、傷が深くなる前に、始める前の一工夫が大事だなと思いました。
There are two types of merger and acquisition under Japanese corporate tax law. Namely qualified and unqualified merger. Well, the difference is that, in case it is qualified, unrealized gain on asset will not be taxed in the merger. More importantly you will carry the tax loss accumulated in the past. On the other hand, … Read More “Qualified Merger as joint venture. The conditions to be met.” »
ビジネスとして成り立つのかどうかと言う疑問はありますが、事業再生M&Aと言うコンサルティングのやり方があるそうです。そのコンセプトは簡単で、売れそうもない業績不振の会社を再生させて、企業価値を上げて売却すると言うことです。業績がよくない中小企業にとっては夢のような話です。そんなことが本当にできるのでしょうか。 企業再生と言うのは難しくてかっこよく聞こえますが、その手法は概略で見る分にはそれほど複雑なものではありません。一つは管理会計をきちんとして、採算部門をきちんと把握することです。少し古い会社だと、この経理がどんぶりであることが少なくありません。どの部門が利益が出ているのか、どの商品が赤字なのか良くわかっていないことが少なくありません。経費を各部門や商品に分けて配分して売上と対比するので手間がかかるのですが、これで得られるものも多いのです。 社内の経理の人も会計事務所もこう言うのは手間と時間がかかるので嫌がることが多いと思いますが、やれると得られるものも大きいです。大変ではありますが、一回だけでも継続する仕組みを作れれば、あとはある程度は自然に回るようになります。