ブログを書こうとすると、頭の普段とは違うところを使うような気がします。日常生活では、どちらかと言うと外部の刺激に対して反応するような、いわば受け身の頭の使い方をしていることが多いと思うのですが、ブログを書こうとすると頭の中から何かをひねり出さなくては書けないというか、何というか。。結構、積極的に自分の頭を使うような気がします。自分と格闘して考えをまとめて文字にしていくことは大変なのですが、そこが、ブログを書くことの一つの面白さだと感じています。
そんな理由で、仕事でもブログを書くと、自分の考えがまとまるという大きなメリットがあります。逆を言うとそこを見せることが、オウンドメディアで自分を出して宣伝することのポイントでもあります。
人は誰かと話をする時に、相手が何をしゃべるか、どのような考え方を持っているか、意識的にも無意識的にも色々とジャッジしています。それはブログを読む時も同じで、書く側もそれを意識して書く必要があります。「何を」書いているか、もあるのですが、「どのように」書いているか、どんな語彙を用いているか、語調はきついのかやさしいのか、色々なところを無意識のうちに感じています。
友達関係や恋愛関係、色々な信頼関係がその人の行動や言葉をみて形成されていくように、仕事での信頼関係もその人の振る舞いや言葉をみて形成される部分があるように思います。仕事の人間関係で一番重要なのは、もちろん、どのような仕事をするか(もしくは、したか)というような実績とか仕事の内容の部分であると思うのですが、その人となりは、少なからず長期的な人間関係に影響を与えるように思います。
そういう意味で、ブログは文章ですから、書いているとその人の考え方や性格が色々とにじみ出てしまいます。ブログはその人を判断する情報が文章のそこかしこに埋まっています。毎日書いているブログだったりすると、隠そうとしても隠しきれるものではありません。プロの専門職を探している人は、仕事を依頼する前にその人のブログをチェックして、その方との相性を判断するのもいいと思います。逆をいうと、プロの専門職はブログを書いて自分を宣伝するのはいいと思うのですが、自分の個性や考え方を出すことの良さの他に、お行儀よく振る舞う(behaveする)ことも大事だなと思います。
毎日暑いですね。