Dockerというものに初めて触ってみました。Dockerというのは、OSの上に別のOSを走らせる技術で、例えばMacやWindowsの上にLinuxを走らせる事ができます。
こんな事をして何が嬉しいのかというのを、私もイマイチわかりませんでした。でも、何事も百聞は一見にしかず。とりあえず触ってみました。このコンテナをいくつも背中にしょったクジラのイラストがDockerの概念を上手く表していていいですよね。
インストール方法は極めて簡単で、ホームページから、指定されたボタンをクリックするだけ。
Macのターミナルから、docker run -it ubuntu-latestとやるだけで、何やらたくさん文字がダーっと下に流れていくと、プロンプトが#に変わって、Linuxが走り出しました。これに、さらにコマンドをたった2回入力すると、PythonとMySQLがこの環境にインストールされました。
仮想化環境を普段使っている方には当たり前の事なのでしょうが、私にとっては、何か不思議な事が起きたような感覚です。ミラクルだ。
さて、仮想化技術を使って何が嬉しいかなのですが、汚れていないクリーンな環境を自分のパソコンと別に新たに作れる事でしょうか。しかもこの環境を保存する事が出来るようなのです。
よくあることですが、システム開発をしていると、だんだん環境が汚れてきます。モジュールやプログラムを何回もインストールして失敗したり、環境変数などの情報が含まれている大事なファイルを書き換えてしまったりします。
Dockerだと何回失敗してもやり直せるのでとても良いと思いました。
仮想化技術は今まで使う機会もあまりなく、食わず嫌いで縁がありませんでした。システムに限らず私たちの日常でもそうですが、何事もやってみないとわからないことがあるので、しかもやってみると意外に簡単だったりするので、なんでもやってみるのが大事だなと思いました。触ってみると何となくこんなものかということがわかります。