簡易な英語で書いてあるので読みやすかったです。英語のネイティブでない人間が英語の読書の練習をするのにもいいと思います。私は10日以上はかかりましたが、最後まで読み終わることが出来ました。
パキスタンの山奥の小さな町に住んでいた少女が、女性の教育について発言していくうちに、国内で有名になってしまい、女性に対する教育や社会進出に否定的なタリバンに頭を撃たれてしまうという話です。
タリバンと言うものの存在は新聞の短い文章で知っていましたが、実際にどういう存在なのかは知りませんでした。タリバンが悪いとかイスラム原理主義が悪いとか言う判断の話はここではしませんが、人間の偏狭なところとか、昔の村の閉ざされた感じとか、日本の田舎の高校を卒業した人間としてなんとなくわかるような気がしました。
この方はその後無事に回復し、女性の教育についての啓もう活動などを評価されてノーベル平和賞を取りました。この方の言っている教育の重要性についても、わかるような気がしました。人間は教育によって偏狭なものの見方を脱して視野が開けると言っています。私も何となくわかるような気がします。子供を持つ親として、教育に関しては、つい偏差値とか学校の難易度とかの方に関心が行ってしまいそうになるのですが、そもそもの教育を受けさせることができることのありがたさについて感謝したいなと思ったりしました。
英語の本は毎日少しずつでも読むのが大事なように思います。急に読むと頭がボーっとして眠くなるので、ちょっとでもちょうどいいのです。それと英語の本をちょっとずつでも読むと、単語力が少しずつ付いていくのはもちろん、英語の語順でそのまま理解する訓練にもなるので、英語の学習を兼ねた趣味にもなりうる(?)ので、2000円でものすごく長い時間楽しめます。