事務所の引越しをしようかどうしようか迷っている。引っ越せば家賃は50万円から100万円に上がる。引越せば何が変わるのかというと、収容人数が変わる。今の15人くらいから25人くらいまではいけるようになる。 問題は、ただ人数を多くすることに意味があるのかどうかだ。人数を多くすることはそれだけリスクも大きくなる。私は個人経営だから責任はすべて自分に返ってくる。そういう、これから毎日無意識に感じるはずの負担の重さが自分の仕事とプライベートのバランスを壊すかも知れないし、体調やメンタルに不調をきたすかも知れない。仕事が上手くいかなくなって本当に家賃が払えなくなるかも知れない。 近しく付き合っていただいてる税理士の友人は、稼ぎも良さそうで、今、共益費を入れて家賃を200万円くらい払っているそうなのだが、意味が無い(意訳)ので、もう少し安いところに引っ越したいと言っていた。 逆に現状維持で良いのかどうかという問題もある。良い職業人生を送るためにも、提供する価値を上げていくためにも、成長していると実感できるような何らかの目標は欲しい。 家賃を50万円上げるには、ざっくり、毎月の売上で100万円アップが必要だ。いや最低限60万円あれば大丈夫かも知れない。月60万円なら年間で720万円で、クライアント一件からいただける年間売上が平均で50万円なら、14件の獲得が必要だ。年間に14件は、ひと月あたりになおすと1件強なので、理論上は全然何とかなる数字ではある。 ただ心配して悩むくらいなら、慌てずに、先に売上を月100万円増を実現して、それからから引越しすればいいというふうにも考えられる。そうすればそんな心配はなくなる。 家賃よりも収益力に直結するのは、当然に人の採用だ。人の採用はやみくもに人数を増やせばいいというものではないが、自分の事務所がお客さんにどんな価値を提供しているかという視点から、逆算して採用できているのなら、人件費が無駄になっていることはない(組織は戦略に従う)。むしろ投資になると考えることも出来る。 ならば、優先順位からすると人の採用が先という事になりそうだ。 (事務所候補の物件を見に行った時の写真です。)
Day: March 27, 2021
会計事務所独立・経営