事務所内の業務用ウェブシステムをアマゾンのクラウド(AWS)に移しました。やって見ると、想定していなかった問題が出たりしましたが、結果としてはおおむね順調に動いているようです。 AWSは月に100ドルかかるので、一年間で13万円くらいはかかる予定です。Linuxだったら月に600円でもそれなりに動くのに、こんだけ高いのはサーバーがWindowsのものだからです。 ただ、既存のシステムがWindownsベースで走っていたので、これを一から書き直す選択肢はなかったのでしょうがないとは、思います。 もう一つ見逃せないのが、C#の生産性の高さです。PythonとDjangoや、(深くはやったことがないけど)RubyとRailsの組み合わせも金額的にはお手軽でいいのですが、C#は静的型付け言語ですので、バグが潜んでしまう可能性がPythonやRubyなんかに比べて低いです。コンパイルする際にかなりの割合で問題点を指摘してくれるので、実際に動かす際にはバグがだいぶ減ってます。 それとデータベースとの連携が、同じMicrosoftのSQL Serverを使ったEntityFrameworkと言うのがとても便利です。DjangoだとデフォルトがSqlite3なのですが、さすがにちょっとあれなので、Postgresqlなんかを使ったりしますが、もともの純正データベースではないので、カスタマイズが必要です。しかし、これに結構時間がかかったり、解決できない問題が出てきたりします(これは私の実力が足りないのもあると思いますが)。そういう調べることに使う時間コストを考えると、EntityFrameworkは最初からSQL Serverと使うことが想定されているので、相性が最高です。効率がとても良い。 C#はWindownsをサーバーにしなくてはいけないので割高ですが、プログラムをPythonなどの静的型付け言語よりよっぽど厳密なオブジェクト指向でかけるので安定性が違います。「コストが高いけど、安定性に優れている」C#はまさに実際の仕事に使うプロ用の言語と言えるのかもしれません。世の中ではJavaやC#などの厳密なオブジェクト指向言語のシェアは減ってるみたいですが、しばらくはC#で色々と開発していこうと思ってます。
Day: August 6, 2018
システム開発, 未分類