Windows Serverを使わなくても良いWebサービス用の言語を始めたいと思ってRubyの本を買いに行ったのですが、本屋さんでは圧倒的にPythonの本の方が多かったです。
Pythonはマイナーな言語だと思っていたのですが、世界では圧倒的にRubyよりも使われているようですね。折しも機械学習というのが流行っていて、Pythonでは機械学習の世界的に有名なライブラリーが使えるからというのが、今これだけ流行っている理由のようです。この本は入門者向けですが、機械学習の記事までもが載っています。(ということは、ITサイエンスの専門家ではない私でも機械学習のことがわかってしまうのかしら。。?なんて嬉しい妄想を持ってしまいます。)
Pythonは初めてだったのですが、この本でスクリプト言語について目からウロコが落ちました。スクリプト言語なんてライト級の言語だっていうし、あまり大したことは出来ないのではないかと思っていたのですが、大間違いでした。
昔、証券会社の同僚が面倒な数字の集計とかリスク管理の話をしていた時に、「パール(Perl)を使えば簡単だよ。」とかさかんに言ってたのですが、なんかその凄さがピンと来ていませんでした。きっとこういう事を言っていたのでしょう。実はスクリプト言語って多機能で色々できそうな上に、C#みたいなコンパイル言語と違って、思い立ったらちょっと書いて見てすぐ使えるので、便利そうですね。
筆者のクジラ飛行机さんの記事は日経ソフトウェアで読んでいて、お名前は知っていたのですが、この本はよかったです。細かい具体例がたくさんあり、実際に手を動かしてプログラムを動作させながら進めていけるようになっています。簡単なスクリプトの書き方はわかったような気にさせられました。こういう風にわかりやすく勘所を説明するのって大変なんだろうなあと思います。
余裕で元は取れますね。