累積赤字があるため貸借対照表の見栄えが悪い場合に、既存の資本金や資本準備金を使って累積赤字と相殺することが出来ます。 資本と利益は、企業会計原則上は厳密に区分して処理し、混同することは許されません。ですが、累積赤字がある時はその相殺は許されます。 ここでポイントとなるのは、税務上は、資本金等と利益積立金は別の項目ですので、相殺してもそれぞれがそのまま引き継がれます。従いまして、別表7に記載される繰越欠損金の金額に変更はありません。今までの繰越欠損金はそのまま引き継がれます。 また、もう一点注意すべき点は、減資の公告のタイミングです。公告の掲載期間は1か月なのですが、掲載してもらうまでに2週間ほどかかる場合があります。例えば、年内(12月31日)に減資の登記をしたい場合には、年内までに公告期間の1か月がたっている必要がありますから、11月の終わりまでには公告を出している必要があります。ですが、掲載までに2週間ほどかかる場合があるので、やるなら11月の中旬(11/15くらい)までには、申し込みをしないと間に合いません。 意外に、時間がかかるので注意しましょう。 皇居周辺も紅葉で色づいてきました。 ************************ 最近、ホームページを更新しました。最近やっとローンチしたアプリで写真を撮ったものの入力サービスを説明しています。 Accounting Intelligence ウェブサイト
Year: 2016
「この講義の目的は、みなさんの現在の日々の生活においても、将来的に大人になって社会人になった後においても、交渉事にぶち当たったとき、なにか、よりよき選択ができるように、相手方の主張、それに対する自らの主張を掛け値なしにやりとりできるように、究極の問題例を挙げつつ、シュミレーションしようとしたことにあります。」(帯紙より) まだ全部読んでないのですが、読み応えがあります。意思決定に関しての最近の研究成果であるダニエル・コールマンの選択の話も出てきます。意思決定にはバイアスがあり、簡単な算数程度の確率が絡んだ判断でも不利な意思決定を、頭のいい人でもしてしまうことがよくわかります。 私たちも、日々色々な意思決定を迫られるじゃないですか?その中には小さいものもあれば大きいものもあります。小さい意思決定も大事だと思うのですが、大きいのは大事です。例えば、就職するときとか、結婚するとき、マイホームの購入を決断する時、転職するとき、会社を辞めて独立するとき。こういう時に正しい意思決定をすることができるか、それがその後の人生に大きな影響を及ぼします。 小さな自営業でも、大きな(小さな)事務所の引越しをするかどうか、新しい事業分野に進出するかどうか、事業をあえて大きくしないのか、それとも人を採用して大きくしていく方向でやっていくのか、色々な選択の場面があり、色々な結論がありえます。 私の中で最近の選択は、あらたな資格試験に時間やお金を集中するか、それともシステム開発にするかというものです。海外に事務所を出してみたいというのもあります。どれも会計事務所としてはシナジー効果があると思います。税理士の仕事は税金の仕事ですが、法律が密接に絡みます。資格試験は法律の試験ですが、結構、近接分野です。相当に時間がかかりますし、試験に受からないという可能性は沢山あります。 システム開発も、今の仕事と相乗効果がありそうです。比較的新しい分野ですので、どういう風にメリットになりうるのかやって見ないとわからないという不確実な部分もあります。 この選択の根底には、仕事は何のためにするのか、という問いがあります。仕事は生活費を稼ぐべきもので、個人が家庭を守るために食えればいいのか、お金が稼げればいいという考え方もあります。このほうが、仕事に変な個人の趣味を持ち込まないので、正しいく良い仕事ができそうです。独りよがりにもならなそうですし。 それとも、仕事に個人の趣味や生き方を持ち込むか。食うだけにとどまらず、仕事に何らかの自分の価値観や好みという数字だけでは判断できない要素を取り入れてしまうか。仕事なんて、所詮は人生の一部分にすぎないと考えると、食えるようになったら、あとは何をしてもいいのだから、逆に自分のやりたいことを加味してみるというのも全然ありになります。 でも大きな意思決定は、特にのちのちの人生にも本当に影響しちゃうので難しいですよね。 この本は読みごたえがあります。色々な実在の登場人物が出てきて、戦前の歴史に興味が出てきます。
外国税額控除というのは、外国で払った分の税金が日本で二重課税にならないように、日本の税金から控除される仕組みです。英語ではForeign Tax Creditと言います。 例えばカナダで払った源泉所得税は、日本の法人税から向上することが出来ます。個人の場合も同じで、所得税にも外国税額控除はあります。 国際課税の仕組みは世界中で似ているので、一度理解するとヨーロッパやアメリカの会社の税務の方と話しても、話がスムーズに通じます。移転価格税制とか、過小資本税制とか、タックスヘイブン税制なんかは結構いろんな国にあるようです。 国際税務は国同士の関係を定めるものなので、また、どの先進国も所得が国外に逃げることを防止しようとしているので、日本だけの固有の仕組みではなく、世界中に同じような仕組みがあると言うことです。 日本の会社であっても、外国で所得があった場合には外国で税金を払うことが多いと思います。よくあるのが、フィーをもらう際に10パーセントや20パーセントの源泉所得税をひかれていると言うものです。 これらの税金は、一定の割合で日本の法人税から控除されるので、二重課税にならないようになっているわけです。 ここでよくある誤解が、日本で所得が1000万円で税金が250万円だった場合に、外国での所得が100万円で税金が30万円だったら、日本での税金は250万円から30万円を単純に引いて、220万円になると言うものです。 ちょっとわかりにくいのですが、そうではなくて、外国での所得に「日本での税率」をかけたものが、限度になります。 つまり、日本での税率が25パーセントで外国での税率が30パーセントなら、外国の所得100万円に日本の税率の25%をかけた25万円が外国税額控除の金額になります。 昔は、外国控除は当初申告で申告されていることが要件でした。ですので、最初の申告で外国税額控除の金額が漏れてしまうと、後で取り返しがつかないので、損害賠償ものでした。平成23年からは更正の請求で後からでも認められるようになったので、現在は大丈夫になりました。
大型の資格を取ろうとすると時間がかかります。当たり前ですが、色々な事を犠牲にしないと最終ゴールまで到達できません。 人によって違うとは思いますが、会計士や税理士を目指そうとすると3000時間以上はかかるイメージなのではないでしょうか。私の場合は、24歳から勉強し始めて、合格したのは28歳の時でした。働きながら勉強していましたが、働く以外の時間は随分勉強していたように思います。 こう考えると、24歳から28歳の間の4年間の自由な時間の大部分を勉強に費やしていたわけですが、これが良かったといえるのかどうか、随分失ったものも大きかったように思います。 例えば、最近はどっちつかずで、司法試験の勉強をしたり、プログラミングをしたりしています。どちらも非常に時間がかかります。司法試験は言わずもがなで、本気で合格レベルに達しようと思ったら、やはり5000時間以上の時間が必要のようです。これは、自分の仕事(会計事務所)をしながらやろうとすると、5年はゆうにかかる勉強時間といえます。下手すると6-7年使ってしまうかもしれません。 プログラミングの方も同じです。ちゃんと測ってこなかったので、正確な時間はわかりませんが、会計事務所として独立してから、同時並行で10年くらいはやっていますから、平均して毎日1-2時間はやっているとしても、3000-4000時間くらいはすでに使っているかも知れません。うーん。改めて振り返ってみるといい意味でも悪い意味でも恐ろしい数字です。 英語も、就職してから転職してからもずっとやっていましたから、5000時間くらいはやったように思います。 考えてみれば当然ですが、この時間を他の事に使うことも出来たわけです。趣味に使えたかもしれないし、家族に使うことも出来たかもしれません。世の中のもっと役に立つことに使えたかもしれません。 仕事を食べる為に必要な事と考えるなら、仕事に人生のすべての時間を使う必要はありません。必要最低限でいいはずです。でも、仕事を自己実現と考えると、他の事に支障がない範囲なら、別にいくら時間を使ってもいいと言えるのかも知れません。 まあ、この辺は人それぞれの考え方の問題なので、何が正解というのは人によって違うとは思います。それでも、今、独立して食べていけるのですから、犠牲にしたものも大きかったかも知れませんが、良かったといえるのかも知れません。 つまり、資格はわかりやすい目標でそれなりにリターンもあるとは思うのですが、なんせ何千時間という膨大ながかかります。これは、大きな時間のかたまりなので、一つのそれなりに大きな目標が達成できる時間です。その犠牲を考慮せずに資格の勉強をしてしまうと、自分の人生を随分無駄に使ってしまうことになりかねないので、自分の生きたい方向とよくすり合わせて考えることが必要かなと思うところです。
専門分野で資格を持っているということはありがたいことです。資格を持って仕事をしている人は、普段はそれが当たり前になっていると思うので、そういう事に普段はあまり気が至りません。でも、自分で仕事を何かしようとすると、人に信用してもらうということがとても大事になるのです。 仕事をお願いするということは、お金を払って何か大事なことを他人を信頼して託するということです。専門職である弁護士や医者の例をみるとわかりやすいと思うのですが、自分にはよくわからない理解できない専門的なことを、この人はちゃんとやってくれるだろうと、こちらが想像するからお願いするわけです。 専門的なサービスだけではなく、車や家などの「もの」でも同じです。トヨタや日産というブランドや、建築士や工務店として長くやってきているという信頼があるから大きなお金を払えるのです。これが信用がなかったら、こんな大きなお金を怖くてとても払えません。 この人に信用してもらえるということがすごい事なのです。 そういう意味で税理士という資格は大変にありがたいものです。税務の分野に関しては少なくとも多少なりとも普通の人よりは知っていると人に信用してもらえます。 独立して13年が経ちますが、その間に税務以外にも他に色々なことをやりたいと思いました。でも人に信用して任せてもらえるというのは、簡単なことではありません。システムをいくつか作ってきましたが、人に信用してお金をいただけるようになるまでには、長い長い道のりがあります。ましてや、会計システムの場合は大事なデータを預けるわけですから、こちらの本気度を信用してもらわないと、全然使ってもらえません。 これは、自営業に限ったことではありません。就職・転職する場合でも同じでしょう。簿記や税理士科目の合格というのは、その人がそれなりの努力をしてきて、それなりの力あることの証明になっています。他人は面接だけで、その人の人となりや実力なんて測りきれるわけがないのです。どうしても、学歴や資格を考慮せざるを得ないと思います。学歴も良い大学を出ていれば、それなりに頭も良くて理解力がある人だと思ってもらえます。 こういうシグナリング効果を自分で創出するのは、何年もの時間と実際の努力と実績が必要です。これを実際にやるのは、とても大変です。資格や学歴は既存のものなので、そこに達してさえしまえば、人はそれなりに信用してくれます。 そう考えると資格や学歴って効率のいいすごい投資のように思います。一般論ですけど。。
最近、「Outliers」という本を読みました。 成功するためには、何が必要かという事が書いてあるのですが、1万時間のトレーニングと類い稀な幸運がが必要と書いています。この幸運はどれくらいの幸運かというと、ある特定の時や時代の、ある特定の場所に生まれるくらいの幸運が必要だということです。 例えば、カナダのアイスホッケーのプロリーグでは1月から3月の年の前半が誕生日の選手の確率が半分以上(6割?)を占めるくらい高いのだそうです。これはなぜかというと、カナダでは年齢ごとにホッケーの選抜リーグに入れる少年を選抜しているのですが、小学校低学年の時にすでにその選抜が始まるので、その年代ではまだ、1月生まれと12月生まれの子供では成長度合いの差が相当大きいのです。そして、1月生まれの子の方が成長しているので、どうしても上手に見えてしまうため、1月生まれの子供が選抜チームに選抜されます。でも実際には、1月生まれと12月生まれでは1月生まれの方が確率的に才能が上、なんてことはないですよね。 そして一度、選抜チームに選抜されると、全国を転戦するので試合の経験数や練習量が、どうしても選抜チームに入っていいない子より増えるし、一流のコーチにトレーニングは受けられるし、加速度的に差がついてしまうのだそうです。 1万時間のトレーニング努力が必要であることは確かなのですが、それだけではなく運が必要だと言う事が書いてあり、ある意味自分の努力だけではどうしようもない事が書いてあるので、気は楽になります。 例えば、Microsoftを作ったBill Gatesは中学・高校生の時、当時とても高価だったメインフレームのコンピュータに触れてプログラムできる機会があったと言います。彼の通っていた高校には当時珍しかったコンピューターがあったそうなのですが、 Bill Gatesは、ここでコンピューターのプログラミングに相当はまったらしいのです。紙テープに穴を開けてプログラムを書いていた時代です。当時、そもそもコンピューターというものが珍しかったので、プログラミングの経験があるということ自体が、相当珍しくて貴重な経験でした。 UNIXを作ってその後、Sun Microsystemsを作ったBill Joyという人は、学生時代はミシガン大学に通っていました。ミシガン大学は当時珍しくメインフレームのコンピューターラボのようなものがあり、大学が近所だったので、このラボでコンピューターに何千時間という長時間触れることができました。 そしてその後にコンピューターに関する技術が発達して、爆発的にPCが一般に普及していく革命的な時点がやってきます。その時点ですでに1万時間のプログラミング経験があり、かつ、その時に結婚していて守る家族や会社での地位がなく、リスクが取れる年代であったことが大きかったのではと書いています。 Bill GateもSteve Jobsも1955年生まれです。Bill Joyも1956年生まれです。3人とも相当の才能があり努力家であったのはもちろんですが、ある特定の時代にアメリカの限られた場所で学生時代を送ることができたことが、実はこの経験が得がたいほどの幸運でもありました。 プロになるためだったり一芸に秀でるためには1万時間のトレーニングが必要だというのは、よく聞く話で確かにそうなのだろうなと思うのですが、この1万時間を得るためには、本人の努力だけではなく、自分の力以外の幸運が必要なのだということのなのでしょう。そして、そのトレーニングした1万時間どの分野だったのか、その分野が価値のあるものとして、時代に評価されるかどうかもまた、運の要素も大きいということのようです。
認可保育園の消費税は免税になります。では、認可「外」保育園の消費税はどうでしょうか。 答えは、非課税になります。国税庁のホームページには、以下のようにあります。 「都道府県知事の認可を受けていない保育施設(以下「認可外保育施設」といいます。)のうち、一定の基準(認可外保育施設指導監督基準)を満たすもので都道府県知事等からその基準を満たす旨の証明書の交付を受けた施設及び幼稚園併設型認可外保育施設の利用料については、児童福祉法の規定に基づく認可を受けて設置された保育所(以下「保育所」といいます。)の保育料と同様に非課税とされます。」 国税庁HP 次に法人税ですが、これも一般社団法人を設立して、非課税になりうります。一般社団法人は株式会社とことなり、非営利型の組織運営が出来ます。その場合、通常の収益事業には法人税がかかるのですが、収益事業と非収益事業にわけて、非収益事業には法人税が課されません。 国税庁のHPにも、認可外保育園でも法人税が非課税となる旨の以下のような記載があります。 「その認可外保育施設が証明施設であり、監督基準に従って運営されている場合には、照会者の見解どおりで(収益事業に該当しないとして取り扱って)差し支えありません。」 国税庁HP 一般社団法人は、株式会社や合同会社と同様に通常の事業も行えるので、認可外保育をやるのであれば一般社団法人の形式を考えておくのも損がないとは思います。
The tax law about director salary is simple, although it may look otherwise. The law says that only fixed amount of director salary is deductible from taxable corporate income. It does not mean that you cannot change/raise your salary during a fiscal year but it only means that the raised salary will not count as … Read More “Director salary cannot be raised in the middle of a fiscal year (Corporate Tax Law)” »
プログラミングは意外と誰でも出来るという話です。 スーパープログラマーがやるような、AIとか将棋の対戦とかのすごい難しいことは置いといて、一般的な事はすごくハードルが下がったような気がします。会計システムなんかは、コツコツやれば、シンプルなものは結構簡単に出来る様な時代になりました。 昔は、プログラム言語もすごく難しかったので、動くものを作るだけでも相当に大変だったと思います。最近は色々わかりやすいものが出てきて、それ程コンピューターの深いところに知識がなくても動くだけのものなら、簡単にできるようになりました。 iPhoneのプログラミングも以前はObjective-Cという非常に難しいというか、「取っ付きにくい」言語の習得が必要で、なかなかハードルの高いものでした。私も以前に挑戦したことがあるのですが、メモリー管理というのがあり、メモリー・リークの処理の仕方がよく分からず挫折しました。 どれくらいObjective-Cという言語がわかりにくかったかというと、Appleがわざわざ新しい言語を出したくらいです(多分)。私もObjective-Cをやろうとした時、それまでにC#やJavaの経験が何年もあったのですが、かなり格闘しましたがわかりませんでした。(私の努力が足りなかっただけなのかも知れませんが。) 他にもSwiftはスピードが速いなど色々と特徴があるのかもしれませんが、Objective-Cが難しすぎて、iOSで動くデバイスのプログラムの参入障壁が高すぎるが、Swiftと言う新しい言語を作った主な理由ではないかと思っています。 Swiftは直感的なオブジェクト指向言語でわかりやすいです。C#やJavaと似ていて、言語自体がメモリー管理をしてくれるので、メモリー管理をプログラマーがする必要はありません。これがC言語を経験していないJavaやVB以降のプログラマーには画期的です。 今は、iPhoneの会計アプリをリリースしようとして、少しずつプログラミングを続けているところです。1年ちょっと前に買ったMacbook Airを使って、通常の業務の合間を見て、地道に作業を勧めています。 このアプリでは、レシートをカメラで撮影すると、事務所のサーバーに転送され、事務所のスタッフがクラウドの会計システムに入力します。お客様は、このアプリから、この結果の財務諸表が見れるというシンプルな仕組みです。 この仕組みはそれ程画期的なものではないのですが、それでも、お客様には便利になりますし、事務所にもiPhoneやサーバー周辺のプログラミングの技術が蓄積されるので、良いことなのではないかなと思っています。 それにしても、プログラミングのハードルは下がりました。コツコツやれば、サーバー側とスマートフォンなどの端末側のプログラミングも一人の人間が出来る時代になってしまいました。 **************************** 本も色々買って勉強したのですが、この「親切すぎるiPhoneアプリ開発の本」がすごく良かったです。この本のステップ(39あるのですが)を一つ一つ実際に手を動かしてやってみて、今まで分からなかった基本的なタッチの部分や全体のフレームワーク的なものが随分わかるようになりました。
本をたくさん読む事自体は全然OKだと思うのですが、手段と目的が入れ替わってたくさん読む事を目標にしてしまうのは、本末転倒です。本を読む楽しみがなくなってしまうので、むしろ有害な気がします。1日1冊とか、まず1000冊読むとか、量を目標にするのは、一時的には良いかも知れませんが、量を目的にしてしまうと本の中身を考える余裕がなくなるので、楽しくないです。 例えで言うなら、旅で行った国や町の数だけを競争するようなものです。楽しんで旅行をしてて結果そうなったのなら良いのでしょうが、数だけ集めても順番が違うように思います。 本は、沢山読むほうがえらい、難しい本を読めるほうがえらいみたいな考え方が一部の知識人と呼ばれる人たちの中にはあるようにも感じますが、私はそんなふうには思いません。 読書は、本来楽しみながらするものです。色々な世界に触れて、知識や人生の幅を広げるものです。