本をたくさん読む事自体は全然OKだと思うのですが、手段と目的が入れ替わってたくさん読む事を目標にしてしまうのは、本末転倒です。本を読む楽しみがなくなってしまうので、むしろ有害な気がします。1日1冊とか、まず1000冊読むとか、量を目標にするのは、一時的には良いかも知れませんが、量を目的にしてしまうと本の中身を考える余裕がなくなるので、楽しくないです。
例えで言うなら、旅で行った国や町の数だけを競争するようなものです。楽しんで旅行をしてて結果そうなったのなら良いのでしょうが、数だけ集めても順番が違うように思います。
本は、沢山読むほうがえらい、難しい本を読めるほうがえらいみたいな考え方が一部の知識人と呼ばれる人たちの中にはあるようにも感じますが、私はそんなふうには思いません。
読書は、本来楽しみながらするものです。色々な世界に触れて、知識や人生の幅を広げるものです。