最近、子供の夏休みの宿題を手伝って3極モーターというものを作りました。3極モーターと言うのは、軸にコイルを3つ付けて電池から電流を流してクルクル回るモーターです。
この三つのコイルをそれぞれエナメル線でつないで、つないだ部分にアルミ箔をかぶせます。軸の部分にアルミ箔が計3カ所貼ってあって、常に2極が電線に逆向きで接触するので、方や反発し、片や引き付け合い、その勢いで軸が回るという仕組みです。
言葉でいうと簡単なのですが、これがなかなか結構うまく回らないのです。アルミ箔の接触が悪かったり、軸がぶれていたり、機械なので、一か所でもダメな所があるとピクリとだけ動いただけで止まったしまいます。
これをやる過程で様々な失敗をしたりして、その度に何が悪かったのか理由を考えたりするうちに、すっかり3極モーターの仕組みに詳しくなってしまいました!
ハンダを試してみたり、軸も細いのや太いのを試したりしました。電力も、直流で単三を4つつなげたり、6つにしてみたり、磁石も色々試してみました。エナメル線も、沢山巻いたり少しだけ巻いたり、試行錯誤をするうちに、磁石がどうやって出来ているかが体が覚えてしまいます。
そして、最後にちゃんとブイーンとうなりをあげて回った時には、やっぱり子供と感動しました。
何かの本に新しいことを学ぶのに20時間あれば十分だというのがありましたが、それは結構本当だなあと思った瞬間でした。20時間をいうと、毎日1時間やるなら20日間かかる、つまり一ヶ月近くかかるということです。20時間を一生懸命やると確かに何となく達成感のあることを一つくらい出来るのだなあと思いました。
次は、Adobeのイラストレーターに挑戦したいと思います。