半分くらい読んだのですが、この先が怖くて読めませんでした。
この本を読むと私たちが住んでいる日本がどれだけいい国なのかという事を再認識します。北朝鮮では恐怖政治と労働収容所、物乞いの孤児たち、そして、飢えが、実在し、食べるものがなくて人が死んでいきます。
欧米では春は新緑の美しい喜ぶべき季節ですが、北朝鮮では食料が尽きて飢えで人が死ぬ一年で一番過酷な季節だと、著者は書いてます。貧富は人の生死に直結していて、お金があるイコール人よりいい生活ができるなどといったような、生易しいものではなく、北朝鮮では貧しいことは、野垂れ死に・餓え死にを意味しています(少なくともこの本では)。
当時10代前半の著者は姉が前の日に脱北してしまったため、盲腸の手術が治っていないのに自分と母親も、凍った川を渡って中国に脱出することを余儀なくされます。それだけでもかなり過酷な状況ですが、川を渡った向こうではさらに過酷な運命が待っていたそうです。
私はここで、怖くて読むのをやめてしまいました。もう十分。もうダメ。。
でも、Amazonの評価は星が沢山ついてました。