5年前と比較すると、大変な求人難です。
ハローワークに募集を出しても、応募の絶対数が少なく、人を採用することができません。5年前だとハローワークに求人を出すと20人は応募があったとすると、今はその5分の1くらいです。
大原簿記学校にも求人を出しましたが、そこ経由の応募は全然ありません。3万円ぐらいだったと思うのですが、まったくドブに捨てたお金になってしまいました。以前も大原に掲示板の媒体で求人を出したことがありましたが、その時は今よりはちょっとは反応があったように思います。
ハローワークという媒体が段々古くなってきて、リクナビやキャリアクロスなどのウェブの媒体に求職者が流れているからでしょうか。それとも、景気が良い(と言われている)ので、有効求人倍率が高くなっているからでしょうか?
以前にも同じような経験をしています。それまではハローワークに募集を出すと山の様に来ていた履歴書が、リーマンショックの直前ではほとんど来なくなりました。そういう意味で、現在の求人難は既視感があります。求人市場は目に見えにくいものがありますが、株式市場と同じくらい大きく上がったり下がったりしているのです。
こういう時に小さい会計事務所(別に会計事務所に限らず、一般論として小企業)として、どのように対処すれば良いのかですが、わたしは無理して採用をするのだけはやめたほうがいいと思います。好況期に転職市場に出てくる方々は、人間としては良い方達なのかも知れませんが、仕事の能力としては、この好況の時期に企業から放出された方々か、はたまた仕事が現在あって転職を考えている方々以外は、職場の何かがいやで飛び出した方の可能性が結構あります。
求人で妥協するのはあまりいい結果を産みません。例えば年間500万円の給与だったとすると、5年で2500万円と言う大きな大きな買い物です。失敗したからと言って、すぐに取り替えられるような性質の出費ではありません。
幸い、景気が良いのであれば、無理して人を採用して人数を増やすより、仕事を断って利益率を落とさないようにすると言う選択肢もあるはずです。来た仕事を必ず受けなければならないと言う事は無く、むしろ断る事によって、今の利益率を上げる事ができ、また、将来に下り坂の波が来た時に、自由度が高める事ができると思います。
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今日は証券会社の方がいらっしゃって、今後の為替や株の予測について聞きました。その方がおっしゃるには、今、日本とヨーロッパは金利を下げて維持しようとしているので、これから金利を上げようとしている大きな通貨は消去法(と言うわけでもかいな?)でドルだから、今後は円とユーロが下がり、ドルが上がるとの見込みだそうです。また、日本と同じく、ヨーロッパでも超金融緩和をやるのだから、株はさらに上がるのではないかとおっしゃっていました。
なるほど。じゃあ、そうしてみようかな、と思ってしまいました。