みなと国際会計事務所 Accounting Intelligence blog by a CPA in Tokyo

みなと国際会計事務所 Accounting Intelligence blog by a CPA in Tokyo, tax tips, accounting, running business

税務調査を受ける時のポイントなど

time 2017/03/16

確定申告終了しました。忙しくはありましたが、なんとか無事に乗り切ることが出来ました。

確定申告が終わったと思ったら、早速次の日から税務調査です(泣)。
税務署にもよるのでしょうが、東京都港区などは法人の数が多いので、個人の確定申告は比較的重要性が低いのだそうです。従いまして、麻布税務署も当然のように2月から3月に税務調査の予定を入れてきます。芝税務署も同じです。

何と言う事でしょう。。

税務調査を受ける時のポイント

税務調査を受ける時のポイントですが、普通はお互いに紳士的に対応します。昔からそうですが、税務署の調査官の方は、他の役所に較べても紳士的な方が多いように思います。会計や税務の立場から、ここは確認しなくちゃダメでしょう、という常識的なところを確認してきます。逆にこちらも変に強く出たり、変な態度をとってもあまり意味が無いように思います。

そうは言っても気を付けなくてはいけないのは、やはり何でもかんでも言うなりになってしまってはいけないという事です。ノルマのようなものは「無い」と表面的には言っていますが、何か申告漏れを見つけて、税金を徴収した方が調査に来る方の評価が良いのは確かなようです。ちゃんとやるべき仕事はちゃんとやろうと言う強い意識を感じます。

大概の場合は、無茶な事は言われないのですが、それでも税金に対する知識がなさすぎると、無意識ではあるのかも知れませんが、言葉は悪いのですがちょっと?な事をやられてしまいます。いわゆる常識的なラインを踏み越えて、ちょっとそれは無理筋なのでないかというような事を指摘事項にさせられてハンコを押させられてしまうこともあるようです(特に個人)。

税務は負担の公平が大事なので、厳しいのは仕方のない事でもありますが、だからといって、言いなりになってしまってもダメなのです。

その辺のバランス感覚は必要だと思います。

嘘はだめ。それとなめてかかると痛い目にあいます。

それと嘘はダメです。絶対わからないだろうと思いこむのも危険です。税務署の情報収集能力はびっくりするものがあります。別に嘘をついていたわけではないのですが、以前、お客さんのオランダの関係会社に日本の国税庁のオランダ駐在の方が現地まで裏とり行ったことがあって、びっくりしたことがありました。そこまでやるんですよ。

また税務署は、取引先に聞き込みに行くことがあります。これは、取引先もびっくりしてしまい今までの信用が台無しになってしまいます。やはり変に隠すのは割に合わないように思います。

元帳の記載はちゃんと見ておいた方がいい

税務調査は会計帳簿を基本にします。よくあるのが、総勘定元帳に処理に迷ったときのメモのようなものが残っていたりすることです。こういう記録は重要視されるので、調査の前は不必要に誤解を招くような記載がないかどうか、チェックするのは重要です。

たったそれだけでも随分違います。

手続き

財務諸表監査に監査手続き書があるように、税務調査でも昔に比べてマニュアル化が進んでいるように思います。税務署にマニュアルがあるかどうかは、直接には確認できませんが、5年前に比べても格段にきっちりしているように感じます。

主に見る項目は:
(1)期末の翌月の売上を確認する。商品販売なら実際に受渡しがあった日を、宅急便などの伝票を見て確認する。サービス業なら、その売上の元となるサービスの提供がいつ終わったかを確認する。

(2)消費税の区分が正しいかを確認する。例えば社宅の賃貸借契約なのに課税仕入にしているのは間違い。

(3)従業員に外国人がいる場合は、その人が居住者かワーキングホリデー・ビザなどの短期のビザで来ている非居住者かを確認する。海外に支払っている場合には、源泉が必要か、租税条約の届出書を出しているかを確認する。

(4)給与台帳をみて、架空の従業員がいないかを確認する。雇用契約書や振り込みの記録を確認する。

(5)経費をみて、内容が個人的な費用(例えば個人の習い事など)かどうかを確認する。

他にも色々あって会社のやっている事業内容によっても大きく異なります。でも、これらの事は最低限くらいに思っておきましょう。

結論

節税は大事で必要だと思うのですが、嘘や隠すのはダメです。せめて、解釈が分かれるくらいのところにしておきましょう。