外国人が経営するスキーロッジの税金

長野県あたりではオーストラリア人が経営するスキーロッジやホテルが結構あります。

たまにあるのが、税金の申告漏れです。日本でスキーロッジを経営する人は、日本の夏は仕事が無いのでオーストラリアに帰ってしまいます。

彼等は日本には一年のうちに半分以下しかいないので、自分は非居住者だと思っています。で、それはいいのですが、ロッジを経営していても、非居住者は納税義務がないと思っている人が結構いるんですよね。

日本では相手国との租税条約によりますが、事務所や事業所があると恒久的施設とみなされますので、これに帰属して発生した所得は、日本で総合課税の対象になります。

知らないとその場はいいのですが、結局、税務署がやってきます。しかも3年以上してからやってきます。その時には税金が何年分もたまっているので、かなり悲惨なことになりがちです。しかも、無申告加算税やら延滞税やらかかります。不動産があるので、そのまま無視するなんて出来ません。差押えられてしまいます。

税金はおろそかにせず、ちゃんと計画して、上手に申告しておいた絶対に得です。

 

 

税理士は毎日勉強を少しずつでもやることが大事でしょう

繁忙期が終わり少しほっとしています。

やらなくてはいけない仕事はまだまだ有るのですが、少なくとも1-2月のように日曜日も休めないということはなくなりました。妻も大変だったと思います。

改めて思うのは、仕事をしていく上でのインプットという勉強の大事さです。結構な割合で税理士の仕事のミスは勉強不足から来ています。例えば、雇用促進税制や外国税額控除などの税額控除の適用漏れは、単純に知らなければ、適用できるのに素通りしてしまいます。非居住者に利息を支払う場合の過小資本税制や過大利子税制も同じです。

私は、自分の仕事をある意味で病院のようなものととらえています。病院は、普段の健康な時には目立たないかも知れないけど、しっかりとそこに存在していて、人が怪我したり病気になったりすると、必要とされるサービスを提供し、感謝されます。もうなくてはならない重要な役割を果たします。私も私の家族も、病院には本当に助けられています。命を救ってもらったこともあります。日本という国に生まれてこの整った医療保険制度の恩恵を受けれることは素晴らしいと思います。

税務でも同じです。税務署の方は常識的でリーゾナブル、それほど無茶なことを言ってくる事はないように思います。それでも、納税者に知識がない場合、真実とは違う修正申告を求められて、応じてしまうことは時に有ると思います。特に納税者が商売をしていない、個人課税の場合は、その可能性が高いように思います。

病院は一発を狙う仕事をしているわけではありません。なので、ゴールの設定の仕方が地味になってしまいます。節税してマジックのように利益が消えてしまうこともありません。新製品を出して世の中を変えてやろうと言う様な、野心的なゴールでもありません。

でも、確実に毎日知識をアップデートして、最新の税務会計を知っているというのは、インフラ的なサービスを提供する場合には重要なことです。私は小さなことをコツコツと積み上げて、気が付いたら結構遠いところまで来ていたみないな感覚が好きなので、このまま地道にやりたいと思います。