税理士・会計士がお客さんを増やしていく方法

世の中には色々な営業のやり方があふれていますが、税理士・会計士に限れば多分紹介をしてもらうのが一番いいと思います。既存のお客様に正々堂々とお客様の紹介をお願いするのです。

昨日、保険のトップ営業の方から聞いたのですが、士業は外部から見るとそれほど新規のお客様を熱心に開拓していないように見えるのだそうです。言い換えると、お客様を欲していないように見えるのだそうです。私を含めて本当はみんなそんなこと全然ないと思うのですが(汗)。。

私の事務所では、ネットでもお客さんが来ることは来るのですが、それ程の数ではありません。年間に数件と言うところでしょうか?ブログは1年で30件くらいは書いているかも知れませんし、あまり面白い事も言えてないけどTwitterもやってます。でも、お客様が来ていただくルートは圧倒的に紹介です。私の事務所はそれほどWEBマーケティングは上手ではないですが、まったくやっていないわけでもないです。きっと偏差値でいうところの50の前後5くらいのところにいるのでしょう。まったく平均的なレベルです。

つまりWEBマーケティングは平均的な努力ではほとんで成果が出にくいように感じます。ブログを一生懸命書いても、お問い合わせにはほとんどつながりません。あまり効率が良くないんです。まったく割に合いません。

では、どうすれば良いか?ここからは私の仮説ですが、既存のお客様に自信を持って自分にお仕事を紹介してもらうように依頼するのです。お客様に紹介をお願いするという経路を新規のお客様獲得の前提とすると、紹介してもらえるようないい仕事をせざるを得ないようになります。紹介してもらおうとするのですから、お客様に満足してもらわなくてはなりません。

昨日の保険のトップの営業の方々を見て素敵だなと思いました。やっぱりコミュニケーション能力が高いです。営業は自分が商品を作り出すのではなくて、良い商品を人に知ってもらって広めるのが仕事です。いくらいい商品を作っても、人に知ってもらわなくては売れません。人とのコミュニケーションをとるのが、営業の仕事の本質であるとすれば、人間は人とコミュニケーションをとって生きるのが生きることの本質であると考えると、すごく本質に近い仕事なんだなとも感じました。

「手に職」系の仕事のいいとこ

会計士税理士などの独占業務のある国家資格をとるとその業界で就職もできますし、いざと言う時に辞めて独立すると言う選択肢が増えるのでおすすめです。ただ辞めて個人で独立できると言うなら国家資格に限らず、ITエンジニアなど他の「手に職」的な仕事ならみんな同じだと思います。

私も以前大きな組織に属して仕事をしていたことがあり、大きな会社のメリットはそれなりに知っているつもりです。上司や周りとの人間関係、仕事の内容などストレスはそれなりにあるとは思いますが、やはり組織が大きい分、福利厚生や体制もしっかりしていて、お給料もそれなりです。同僚も沢山いるのでいろいろ相談できます。独立して15年経った今でも、大企業で働くのは良いなと思うことがあります。

職業人生は長いので、色々なことが起こります。最初に想定していなかったことが起きることもあります。その時に辞めることが出来る・転職できると言うのは常にカードになります。このカードは心の支えでもありますが、実際に効くカードです。持ち運びの出来る技術があると言うことは、その組織に依存して生きていくしかない状況と比べても、自由が格段に増えるように思います。

自分の娘がどのような職業を選んで人生を切り開いていくかは、もちろん親が決めることではなく本人が決めることですが、こう言う「手に職」系の仕事はおすすめだと思っています。大きく儲かることもないかも知れませんが、ある程度いつでも働く環境を自分で決められると言う自由が素晴らしいと思うのです。


日光戦場ヶ原

お客さんとのコミュニケーション

会計事務所に限らないけど、お客さんが不満に思うことの一つに担当者のコミュニケーション不足があると思うんですよ。間違えたとか間違えないとかは二の次で、そこがおかしくなるとお客さんと上手くいかなくなりがちです。担当者に言い分はあるし、めんどくさいこともあるけど報連相で大分予防出来そうには思います。

なので、私は電話は全く肯定派。携帯電話にガンガン電話がかかってくると消耗しちゃうけど、事務所の固定の電話はやっぱり合った方がいいと思います。「私は電話は嫌いです。メールでしかコミュニケーションとりません!」なんて言い切っちゃうのは、個人事業的にはやめた方がいいと思います。コミュニケーションを遮断しているみたいになっちゃうので。私がお客さんだとしても、相手がそんなんだったら、そう言うところはやっぱり選ばないと思います。

会計事務所の選び方

自分で仕事を始めた人は、みんなはどのように税理士を探したでのしょうか?おそらく自分や奥さんの友達とか知り合いに税理士がタマタマ?いたとか、そうでなければ知り合いで自営業やっている人に聞いて税理士さんを紹介してもらったと言うような経路が意外に多いのではないでしょうか?。私の肌感覚で限られた経験でしかないのですが、これで7割くらいはありそうです。

あとは、やっぱりネットで調べて値段がそこそこ、ホームページのイメージがまあまあだったからなんてのも多いのではないでしょうか?これが2割。

そう考えると、税理士の選び方なんてのはそんなもので、結構安易に選ばれているようにも思います。確かに税理士とか会計事務所なんてのは、どこに頼んでもそんなに変わらないでしょ?というイメージはありますね。確かにそれはそうなのですが、でも、ニーズによってはそうでもないかも知れません。

それでは、星の数ほどいる税理士の中から、どんな基準で税理士を見つければいいのでしょうか?知り合いに税理士がタマタマ居たからと言う理由だけだとちょっともったいないです。

私が税理士を探すとしたらここを見た方が良いと言う事をチェックリストにして見ました。

1. 値段。自分の商売がそんなに人と変わらないなら、別に税理士は誰でも良いと思います。普通にやる事をやっていただければOK.そうだとするなら、話がしやすいかと値段が大事でしょうか。サービスの内容が他と同じなら高い所は避けた方が良さそうです。

2 ちゃんとしてそうか、どうか。良くも悪くも個人事業的なところが多いので、その税理士の性格によってサービスの内容に振れ幅が大きいように思います。ほとんどの所はサービス業ですからきっちりしていますし、ちゃんと仕事をしてくれます。私も他の先生の仕事を引き継ぐ事がありますが、みんなきちんとやっていらっしゃいます。つまりその事務所や税理士がそれなりにきっちりしていれば、サービス自体にそれほど差がないと言うことも言えると思います。

ただ、たまにですがいい加減なところもあるので、そこは要注意です。時たまですが、引き継いで見たら貸借対照表に内容の良くわからない仮払金の残高が沢山残っていることもあります。これは社長がだらしないのが悪いのですが、他方で税理士が遠慮して内容を追求しないで先延ばししていいたら問題が大きくなってしまった、と言う場合が多いです。こう言うのは税金だけ計算できれば良いと思って仕事をしてもらうとこうなりがちで、どんぶり勘定の始まりです。自社の損益がちゃんと把握できなくなってしまうので、気をつけましょう。これは税理士が悪いと言うわけではなく、データを提供する側に問題がある事が多いのですが、税理士は少しうるさ目な人の方が長い目で見ると良さそうです。

また、外資系の子会社で、たまに海外の親会社に対する借入金とか売掛金などの親子勘定があっていないこともありますが、これは言葉によるところが大きいのと、ちょっと問題を放置しておいたら訳わからなくなってしまったと言う事が多いです。ちょっと取引を訂正してそのまた訂正なんてやると、すぐにややこしくなるので、相手と言葉がきちんと通じないと本来簡単な問題のはずが、メールの返事を放置されているうちにすぐに棚ざらしになってしまいます。こっちは語学の問題とも言えるかも知れません。

ただ、ちゃんとしてるかどうかなんて、外からはよく見えません。外からはレスポンスの速さくらいしか見えないので、それが一時が万事を表すくらいに思って、レスポンスは重視しましょう。

3 自分の事業にどのようなサービスが必要なのか。まずは税金計算なのか、給料計算をして欲しいのか、会計帳簿をつけて欲しいのか。節税の相談をしたいのか。そこの事務所が、あなたのやって欲しいことをやってくれる事務所なのかどうか?眼科の病院に行って泌尿器科のことをやって欲しいと言ってもミスマッチングです。

4 あなたに必要な専門分野に強そうと言うのも大事です。外からみてもわかりにくいと思うのですが、税理士も強い分野と弱い分野があります。普通の会社や個人の事業所得、不動産所得の場合は、みんなが知っている知識で対応できるので、そう言う意味では誰でもいいです。同性代とか、同性とか、気があうとか話がしやすいくらいの判断基準でいいかもしれません。逆に相続とか国際税務とかちょっと毛色の変わった分野は、誰でも詳しく知っているわけではありません。落とし穴もありうるので、経験がある人にお願いした方がいいと思います。

これも外からは分かりにくいのですが、少なくとも自分の得意なことはHPに書いていると思います。

5 24時間対応とかは普通の事業者には必要がないので、それを売りにしている事務所があったら、自分もそれを必要としている場合にだけ、お願いすることにしましょう。さっきの話と矛盾するようですが、コミュニケーションを売りにしている所は、逆に少し心配です。担当が変われば、コミュニケーションの取り方も変わってしまいますし、段々と忙しくなって来てレスポンスが悪くなっていく事もありがちです。

ざっとこんな感じです。税金や経理なんて皆さんの事業の中のほんの一部ではありますが、皆様が良い会計事務所に出会えますように。グッドラック!