会計事務所の人数と成長と役割分担の壁

事務所の仕事が増えてくると、毎日が目の前の仕事をこなして行く事でほとんど埋まってしまい、大きな目で見た、長期的なことができていないことに気がつきました。毎日忙しく過ごしているのですが、大きなかたまりとなるようなテーマでの仕事ができていないのです。例えば、私の場合で言うと、記帳代行や法人税・消費税の仕事だけでなく、もう少し相続や事業承継の仕事をしたいと思っていますが、十分な準備の時間をかけられていないので実行力に欠けています。

 

小さな会社から企業して事業を成長させてきた方の本などを読むと、これは「パターン」とも呼べる実はよくある共通した現象のようなのです。事務所の中でよく本を読んでいる方にも、こんな話をしていた時に、実際の毎日の業務をこなすのと、(ビジネスの)開発を同時にやるのは難しいと言われました。確かに、人間は時間に限りがあるので、家族や友人との人間関係に使う時間を確保しつつ、仕事でこの両方をやるのは、物理的にも結構難しいと思いました。もちろん、根性が足りない、意志の力でやりきると言うのも一つの方法論なのですが、現実問題としてはどこかに無理が出てきて、結局はできていない結果に終わりそうです。もう少し合理的に考える方が良いのかなとも思いました。

 

その本によると、やはり組織として成長するには、その成長段階に応じて必要になるそれぞれの役割を分担してくれる人を見つけることが大事です。やはり実務管理も新しい仕事の分野の開発もなんでも一人でやろうとせず、分担してくれる方を探した方が良いのかもと思いました。今は個人事業という形態ですが、税理士法人化する方が、働く側にとっても、組織が安定するので良いのかなと思いました。

会計事務所がコンテンツ・マーケティングをやるべき理由

独立したばかりの税理士はマーケティングができるに越したことはありません。税理士に限らず、一般に専門家と言われる職業の人は仕事の実力があれば結果的には仕事には困らないと思うのです。世の中で見ている人は見てくれているのです。しかし、見てくれているといっても、あなたの実力を世の中の人に知ってもらうには数ヶ月から年単位の時間がかかります。また、そもそも人と差別化できるほど能力がある・仕事ができると言う人はそうはいませんから、その場合にもマーケティングが出来るかどうかが、軌道に乗るまではやっぱり重要です。

色々な事を言う人がいると思いますが、マーケティングができる方が良いと言うのが税理士として開業15年の私の感想です。

 

では、マーケティングと言うものはどうやったら良いのかですが、一番簡単なのは今流行りのコンテンツ・マーケティングです。コンテンツ・マーケティングの考え方は一理あるのでバカにせず、軽くでも良いのでその理論的背景を知っておいた方が良いです。特に士業や専門職などのように、提供されるサービスが小ロットで、商品の性質が外部からわかりづらいもの、しかしそのクオリティや内容が重要で、値段が決して安くはないものは、コンテンツ・マーケティングはやらなくてはいけない義務のようなものと考えて良いと思います。

で、コンテンツ・マーケティングとは何かという事ですが、あなたの提供する商品やサービスに関する情報で誰かの役に立ちそうな情報をネットで提供する事です。インターネットで検索することが当たり前になった現在では、人は困ったことや解決すべき課題がある場合に、その解決方法をインターネットで検索します。

 

そこで専門家たるあなたが役にたつ情報をインターネット上で提供しておけば、検索エンジンがその困った課題がある人にあなたのウェブサイトを表示してくれます。あなたが役立つ事を書いていれば、その人はあなたに興味を持ってくれるでしょう。こういう時代に、売り込まずに有用な潜在的なお客様の役に立つような情報をネットで提供するのです。将来、もっと困ったことが起きた時にはあなたに接触しようと思うかもしれません。まさに、需要と供給を結びつけるウィン・ウィンの関係が始まります。誰も損しない、経済学的にも財を提供する人とそれを必要とする人を効率的にマッチングする王道的な感じです。

このコンテンツ・マーケティングを始める事の第一歩は、ブログをやる事です。今はWordPressなどの比較的始めやすい無料のソフトがあるので、これで自分の持っている人に役に立ちそうな情報を世の中に公開していけば、いずれ誰かが見つけてくれます。

 

私も、ブログを楽しみであると同時に義務でもあると思って、コツコツと続けて行こうと思います。